今年の北海道は、いつもなら秋風を感じるお盆を過ぎた時期から暑さがぶり返し、最高気温を8月の後半に記録するなど、9月になっても暑い日が多く、夏が長かった。
そうは言っても暦はもう10月。冬将軍の足音は確実に近づいてきた。朝晩の暖房も欠かせなくなってきつつあるし、半袖はいらない季節となり、箪笥の中身の衣替えを終えた家庭も多いだろう。
左の画像は、僕の家の台所窓の外側についている寒暖計。今朝6:30時点で、外気温を示す針は0度を少し下回っていた。寒いはずである。ここから北海道は一気に冬将軍を迎える季節になっていく。
僕はちょうど1週間前の月曜日、奄美大島で講演を行っていたが、奄美は曇っていたとは言え、気温は最高29度まで達していたことを考えると、日本は広いなあと思ったりする。
暑い時期が長かったためか、いつもなら紅葉に色づく山々が、まだ緑に覆われている部分が多い。緑風園の裏山も緑が大部分を占めているが、屋外ステージ前広場から望む山肌に、紅く色づいた木を見つけた。
今週あたりからは、一気に山々は紅や黄色に色づいて、我々の目を楽しませてくれるだろう。特養・通所介護の利用者が「紅葉狩り」で出かけるのも、この時期である。山の色付き具合や、天候と相談しながら、登別の紅葉名所をバスでめぐることになる。僕も必要に応じて、」マイクロバスの運転手としてお手伝いすることになるだろう。
この時期、もうひとつの楽しみがある。それは10年前から続けられてきたことで、兵庫県丹波篠山市役所の皆さんなどが参加しているNPO法人が行っている、「社会的ひきこもり」対策としての支援事業として、「丹波黒豆」を栽培しているのである。そこで収穫した「丹波黒豆」が緑風園の利用者のみなさんのために送られてくるのである。
今年は10/14に豆が届き、特養では16日の午後に「枝豆を囲みながらのビヤパーティー」を行った。
デイサービスは、先週1週間をかけてお昼ご飯のお膳に「丹波黒豆」を添えて、利用者全員に食べてもらえるようにした。
丹波黒豆は、ご存知のように枝豆の王様で、黒光した大きな豆が特徴である。利用者の皆さんにも大好評の丹波黒豆は、この1週間ですべて食べ尽くさせていただいた。
もともと丹波篠山市との関係は、現保健福祉部長の(ハンドルネーム)キミオーさんと僕が、ネットを通じて知り合いになったことがきっかけで、その後キミオーさんが登別温泉に家族旅行に来たり、僕が丹波篠山市主催のイベント講師として招かれたりしているが、最初の出会いの年から、ずっと善意の贈り物が続けられている。本当にありがたいことである。
この黒豆は前述したように「社会的引きこもりの方々の支援事業」という意味もあるので、その活動資金も必要になるため、販売もしているが、僕は毎年個人的にそれを購入している。しかしそれはある意味、人気の「丹波黒豆」を安く購入できるということであり、協力しているのか単にお得に購入しているのかわからないような状態で、非常に恐縮している。
それにしても丹波篠山市等の皆さんは、この支援事業のために、休みの日でもプラーベートの時間を削って、ボランティアで黒豆作りをしているものと思え、そのことに頭が下がる思いであるとともに、この事業が公的補助もなくNPO法人を中心にした支援活動で成り立っていることに、そしてそれが10年も続けらていることに驚きを感じている。そのことに敬意を称すとともに、今後も応援し続けたいと思っている。
こう言う善意によって我々の施設は支えられているのである。
丹波篠山市の皆さん、本当にありがとうございます。みなさんのおかげで、緑風園の笑顔が増えています。
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介護・福祉情報掲示板(表板)
masaさん、こんにちは!
今年も丹波の黒豆が届いたのですね。
全然話は変わりますが、今日、面白いことがありました。
私は常々部下の生活相談員に、わからない事があれば自分で調べて身に着けるようにと指導しています。
それで、役所の窓口に負担限度額認定証の区分のボーダーの件で質問しに行ったら
『うーん、わからない。北海道の施設長さんがホームページを開いているから、そこに質問してみたら』
窓口の方のレベルに呆れましたが、masaさんねの有名度に驚きました