朝6:45に家を出て、東室蘭駅に車を置き、同駅7:05発の特急に乗ると、8:10位には新千歳空港に着くことができる。この時間以降の搭乗機が、僕が道外に向かうことができる便だ。
今日は午後2時から郡山市民文化センターで講演を行うため、9:40の福島空港行きの飛行機に乗って、11:00過ぎに福島空港に着く予定だったが、出発が三十分ほど遅れたため、福島空港にも遅れて到着した。当日移動ではこれが一番怖い。しかし講演には支障ない時間でホッとしている。空港からはリムジンバスに乗って、いま郡山市についた。
今日の講演は、「2年越しで実現する福島講演への思い」で書いたとおり、特別に感慨深い思いがある。
福島県は今年の1月に、たまさんのお招きで福島市を訪れて以来の訪問になる。
そのたまさんも、今日の講演に来てくださるし、いつもお世話になっているキタさんや、表の掲示板や、フェイスブックで繋がっているたくさんの仲間も来てくださる。
その中には、3.11のすぐ後に、「たった一冊の大切な財産・・・」というブログを書いてくださった、「しゅうさん」も居られる。しゅうさんとは、僕の第2弾、出版記念シンポジウム以来の再会だし、明日は空港まで送っていただくことにもなっている。
「人を語らずして介護を語るな2(黒本)」の「はじめに」という部分で、しゅうさんのブログが、第2弾出版の動機の一つになっていることも紹介しているので参照頂きたい。
福島県だけではなく、被災地で介護サービス事業に携わっている人は、我々日本人にとってのヒーロー、ヒロインだと思う。東北に来てみると、震災はまだ終わっていないことが実感としてわかる。今日研修会場に来てくださる皆さんも、たくさんの方が被災者であり、元の生活には完全に戻っていない人も多いだろう。しかし自分の生活が立ち直る前から、他者支援に関わり、自分の暮らしを考えねばならない時期から、高齢者の方々や障がいを持っている方々の暮らしのことを優先的に考え、その支援に走り回っていた人々である。
その人たちに、僕は高いところからものを教えるなんてことはできない。ただ昨年の震災前から僕を福島に呼びたいと考えてくださる人々がいて、その人たちが震災後も、その気持ちを持ち続けたことに対して感謝の気持ちを込めて伝えたいことがある。そして福島県やその近隣で介護サービスに携わる人々に、力と、やる気と、勇気を与えるお手伝いができればと考えている。僕の考えはすべて正しいわけではないので、僕の言葉の中から、その人にあった部分だけを持ち帰ってもらっても良いから、少しでもヒントやきっかけになることをお話したい。そしていろいろと教えていただきたい。
そういう気持ちで福島再訪のことをずっと考えてきた。

咲き方はいろいろあるだろう。僕の話なんか聞かなくとも立派な花を咲かせている人も沢山いるだろう。でも咲き方がわからなくなっている人や、花を咲かせる勇気を失いかけている人がいたとしたら、そういう人たちが綺麗な花を咲かせるためのヒントを示したい。勇気を与えたい。そんなお手伝いができるように、僕の魂で現場論を語るだけである。
そして福島だけでなく、被災地で頑張っているすべての人々に伝える言葉を探すとすれば・・・。

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介護・福祉情報掲示板(表板)
きっと感動的な素晴らしい講演会になることでしょう・・・。
福島の皆さんに愛と元気と、力を与えてくださるmasaさんの講演会を、遠く九州から応援しています。
masaさん、多くの皆さんへの感動と力を、ありがとうございます。そして、講演会の内容のお知らせも楽しみにしています。