明日はもう6月である。今の時期、社会福祉法人では決算理事会も終わって一段落。
来月以降は、また全国のいろいろな地域にお邪魔してお話させていただく機会が多くなる。今日と明日の2回に分けて6月と7月の講演予定を時系列で紹介しながら、今後伝えていきたい内容について触れてみたい。タイトルの意味は明日の記事で明らかになるだろう。
まず今日は6月の予定。
今週末6月2日(土)の15:00〜和歌山県和歌山市の地域地場産業振興センターで行われる「和歌山県介護支援専門員協会和歌山支部・海南海草支部合同研修会」の中で、『法令を遵守した自律支援プランの作成〜平成24年度の介護保険制度改正を踏まえて〜』という150分講演を行う。休みなしのノンストップ講演だ。定員の70名を超えて、すでに80名以上の申し込みがあるとのことだが、会場に余裕があるとのことで、ご希望者はまだ申込可能とのことだ。張り付いたリンク先から、内容と申込方法を確認してもらいたい。今回は法令を紐解きながら我々が目指すべき「自律支援プラン作成」について考えるが、同時に制度改正議論の中で、ケアマネジメントがどのように評価され、何を求められていたのかについても言及したい。
翌6月3日(日)は、和歌山県田辺市の和歌山県立情報交流センター・ビックUで行われる「和歌山県介護支援専門員協会・定例研修」の中で、13:30〜『人を語らずして介護を語るな〜介護サービスの常識を問い直そう〜』をテーマにした講演を行う。これは180分間なので、途中で15分程度は休憩を挟みたいと思う。申し込み定員300人を既に40人ほど超えているとのことだが、こちらも会場は400人程度まで収容可能ということで、まだ申込み受け付けてくれるそうである。こちらは非会員でも無料で受講できるので、リンク先から案内と申込方法を確認願いたい。我々は暮らしを送る「人」を相手に仕事をしているわけであり、書類相手に戦ってもしょうがない。心が通うケア、心を震わすケア、魂がつながるケアじゃないと、介護施設は単なる冷たい箱になっちゃう。介護保険制度は、心とか魂とか、見えないものを口にするだけで馬鹿にされる制度だが、そんな中でも我々が失ってはいけない感性や、それに基づくケアの方法論を示したいと思う。このテーマのお話は、まさしくmasaの真骨頂である。
翌週6月7日(木)は、熊本県山都町の特養・矢部大矢荘さんで、18:00〜19:30の予定で「介護施設における看取り介護〜最期の瞬間まで自分らしく生きたい〜」をテーマにした看取り介護講演を行う。大矢荘さんの職員だけではなく、近隣の介護施設や介護サービス事業所の職員さんが受講するとのことである。最期まで暮らしたい施設であるために、安心と安楽な看取り介護を行うことは特養の必然のステージ。でも看取り介護って、看とり期に入って職員が頑張るっていうことではダメなんだよな。看取り期に繋がっているのは日常の暮らし。そう言う意味で、「看取り介護」は元気な頃からの暮らしを守るところから始まってるんだ。だから我々は利用者と出会った瞬間から、その方の最期を看取ることが許される存在になれるように真摯に関わる必要がある。介護の現場で求められるものはQOLではなく、QODという考え方だ。このことを紐解いて具体的に説明したい。
その翌日6月8日(金)は天草市に移動して、天草東保健センターで19:00〜21:00の予定で行われる「熊本県介護支援専門員協会天草支部研修会」の中で『法令を遵守した自立支援プランの作成方法』をテーマにお話しさせていただく。こちらもまだ申込可能とのことでリンク先を確認していただきたい。和歌山市講演の短縮版。少し時間が足りない感がある。
翌6月9日(土)は同市松島町のアロマホールで、15:00〜17:00の予定で『認知症の症状と対応 〜誰かの赤い花になりたい〜』というテーマの講演を行う。これもまだ申込可能とのことで、リンク先を参照頂きたい。我々が満足させるべき対象は、役人ではなく利用者である。向かい合う利用者のみなさんの日々の思いと、我々の思いが一つになった時に、そこに生まれるであろう人として生きる喜びを信じて、そのことを現実論として伝えたいと思う。masaの認知症ケア論は、実は認知症に限らない「ケア論」であるかもしれない。
翌週の6月16日(土)は、道内十勝管内・音更町の音更町共栄コミュニティセンターで行われる、「十勝管内老健学習交流会」の講師として、14:00〜16:00の予定で、『介護の誇り〜介護職へのメッセージ〜』というテーマでお話させていただく。こちらはまだ申し込み受付真っ最中なので、リンク先を参照して是非お申込みいただきたい。我々の職業は、誇りを持てる素晴らしい仕事だ。しかしその一方では、そうした介護サービスの現場で、哀しむ人、蔑まれる人、苦しむ人が生まれており、そこには世間から後ろ指を指されても仕方ないような「誇りなき介護者」が存在する。そいつらは「埃」でしかない。どうしてそういう状態を生み出してしまうのかを含めて、介護サービスの「光と影」の両方をえぐり出し、我々が光を届ける側になるための現場論を展開したい。22年7月以来の「十勝講演」である。僕の場合は道内講演の方が少ないので、貴重な機会でもあり、道内の方は是非足を運んでいただきたい。
翌週6月22日(金)18:30〜20:30は、東京都町田市の町田市民ホール第4会議室で行われる「手をつなぐケア・ハートコミュニティ研修」で、『傍らにいることが許される者になるために〜転換期において求められる介護と福祉とは何か〜』というテーマでお話させていただく。こちらは申し込み不要で、講演当日直接会場にお越しになって頂ければ参加可能とのことである。リンク先を参照して、是非当日会場にお越しいただきたい。このテーマは、主催者の希望もあり、今回の制度改正でどのような新しいシステムが組み込まれたのかも含め、その中で介護サービスが、どう展開されるべきかということをお話する。勿論新システムは、国が示している建前論ではなく、僕なりの考えで踏み込むんだ真意に迫るものである。その中で我々が「傍らにいることが許される存在」になるための考え方を示したい。しかしそれは机上の空論的な、理想論や理念論ではなく、僕自身がやっていることと、やろうとしていることである。
翌週6月26日(火)15:00〜17:00の予定で、岡山県倉敷市のくらしき健康福祉プラザで開催される「倉敷市介護保険事業者等連絡協議会総会」でも、町田市講演と同じテーマの講演を行うことになっている。この講演は5月中旬に急遽決まったものであるが、内容もほぼ町田市の講演と同じになるであろう。
その週末の6月30日(土)は、僕の大学時代の友人が経営する、洞爺湖はんの宿かわなみで、プチ出版記念講演と同期会を行う予定である。遠方の同級生が前日の金曜日に新千歳空港に着くので、僕は金曜日の午後6時の勤務終了後、即空港に迎えに走り、その足で洞爺湖へ。前夜祭を同級生5名で行うことにしている。前夜祭で飲み過ぎたらやばいけど、どうかな?翌日は参加者が集まるまで暇なので、洞爺湖一周のサイクリングでもしてこようかと思っている。洞爺湖は確か40キロを少し切る周囲距離であると思う。その日の夕方、同期会に先駆けて、僕と名寄市立大学の小銭准教授の二人が、短い基調講演を行なった後、天気が良ければ洞爺湖畔で野外バーベキュー大会である。6月はこの同期会を楽しみに、頑張ろうと思っている。
(明日に続く)
※講演依頼のメールはタイトルを「講演依頼」等とスパムメールに間違われないように具体的に示してください。メールは、masa@ryokufuu.com 又は緑風園のサイトに掲載されているアドレスまでお願いします。
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介護・福祉情報掲示板(表板)
来月以降は、また全国のいろいろな地域にお邪魔してお話させていただく機会が多くなる。今日と明日の2回に分けて6月と7月の講演予定を時系列で紹介しながら、今後伝えていきたい内容について触れてみたい。タイトルの意味は明日の記事で明らかになるだろう。
まず今日は6月の予定。
今週末6月2日(土)の15:00〜和歌山県和歌山市の地域地場産業振興センターで行われる「和歌山県介護支援専門員協会和歌山支部・海南海草支部合同研修会」の中で、『法令を遵守した自律支援プランの作成〜平成24年度の介護保険制度改正を踏まえて〜』という150分講演を行う。休みなしのノンストップ講演だ。定員の70名を超えて、すでに80名以上の申し込みがあるとのことだが、会場に余裕があるとのことで、ご希望者はまだ申込可能とのことだ。張り付いたリンク先から、内容と申込方法を確認してもらいたい。今回は法令を紐解きながら我々が目指すべき「自律支援プラン作成」について考えるが、同時に制度改正議論の中で、ケアマネジメントがどのように評価され、何を求められていたのかについても言及したい。
翌6月3日(日)は、和歌山県田辺市の和歌山県立情報交流センター・ビックUで行われる「和歌山県介護支援専門員協会・定例研修」の中で、13:30〜『人を語らずして介護を語るな〜介護サービスの常識を問い直そう〜』をテーマにした講演を行う。これは180分間なので、途中で15分程度は休憩を挟みたいと思う。申し込み定員300人を既に40人ほど超えているとのことだが、こちらも会場は400人程度まで収容可能ということで、まだ申込み受け付けてくれるそうである。こちらは非会員でも無料で受講できるので、リンク先から案内と申込方法を確認願いたい。我々は暮らしを送る「人」を相手に仕事をしているわけであり、書類相手に戦ってもしょうがない。心が通うケア、心を震わすケア、魂がつながるケアじゃないと、介護施設は単なる冷たい箱になっちゃう。介護保険制度は、心とか魂とか、見えないものを口にするだけで馬鹿にされる制度だが、そんな中でも我々が失ってはいけない感性や、それに基づくケアの方法論を示したいと思う。このテーマのお話は、まさしくmasaの真骨頂である。
翌週6月7日(木)は、熊本県山都町の特養・矢部大矢荘さんで、18:00〜19:30の予定で「介護施設における看取り介護〜最期の瞬間まで自分らしく生きたい〜」をテーマにした看取り介護講演を行う。大矢荘さんの職員だけではなく、近隣の介護施設や介護サービス事業所の職員さんが受講するとのことである。最期まで暮らしたい施設であるために、安心と安楽な看取り介護を行うことは特養の必然のステージ。でも看取り介護って、看とり期に入って職員が頑張るっていうことではダメなんだよな。看取り期に繋がっているのは日常の暮らし。そう言う意味で、「看取り介護」は元気な頃からの暮らしを守るところから始まってるんだ。だから我々は利用者と出会った瞬間から、その方の最期を看取ることが許される存在になれるように真摯に関わる必要がある。介護の現場で求められるものはQOLではなく、QODという考え方だ。このことを紐解いて具体的に説明したい。
その翌日6月8日(金)は天草市に移動して、天草東保健センターで19:00〜21:00の予定で行われる「熊本県介護支援専門員協会天草支部研修会」の中で『法令を遵守した自立支援プランの作成方法』をテーマにお話しさせていただく。こちらもまだ申込可能とのことでリンク先を確認していただきたい。和歌山市講演の短縮版。少し時間が足りない感がある。
翌6月9日(土)は同市松島町のアロマホールで、15:00〜17:00の予定で『認知症の症状と対応 〜誰かの赤い花になりたい〜』というテーマの講演を行う。これもまだ申込可能とのことで、リンク先を参照頂きたい。我々が満足させるべき対象は、役人ではなく利用者である。向かい合う利用者のみなさんの日々の思いと、我々の思いが一つになった時に、そこに生まれるであろう人として生きる喜びを信じて、そのことを現実論として伝えたいと思う。masaの認知症ケア論は、実は認知症に限らない「ケア論」であるかもしれない。
翌週の6月16日(土)は、道内十勝管内・音更町の音更町共栄コミュニティセンターで行われる、「十勝管内老健学習交流会」の講師として、14:00〜16:00の予定で、『介護の誇り〜介護職へのメッセージ〜』というテーマでお話させていただく。こちらはまだ申し込み受付真っ最中なので、リンク先を参照して是非お申込みいただきたい。我々の職業は、誇りを持てる素晴らしい仕事だ。しかしその一方では、そうした介護サービスの現場で、哀しむ人、蔑まれる人、苦しむ人が生まれており、そこには世間から後ろ指を指されても仕方ないような「誇りなき介護者」が存在する。そいつらは「埃」でしかない。どうしてそういう状態を生み出してしまうのかを含めて、介護サービスの「光と影」の両方をえぐり出し、我々が光を届ける側になるための現場論を展開したい。22年7月以来の「十勝講演」である。僕の場合は道内講演の方が少ないので、貴重な機会でもあり、道内の方は是非足を運んでいただきたい。
翌週6月22日(金)18:30〜20:30は、東京都町田市の町田市民ホール第4会議室で行われる「手をつなぐケア・ハートコミュニティ研修」で、『傍らにいることが許される者になるために〜転換期において求められる介護と福祉とは何か〜』というテーマでお話させていただく。こちらは申し込み不要で、講演当日直接会場にお越しになって頂ければ参加可能とのことである。リンク先を参照して、是非当日会場にお越しいただきたい。このテーマは、主催者の希望もあり、今回の制度改正でどのような新しいシステムが組み込まれたのかも含め、その中で介護サービスが、どう展開されるべきかということをお話する。勿論新システムは、国が示している建前論ではなく、僕なりの考えで踏み込むんだ真意に迫るものである。その中で我々が「傍らにいることが許される存在」になるための考え方を示したい。しかしそれは机上の空論的な、理想論や理念論ではなく、僕自身がやっていることと、やろうとしていることである。
翌週6月26日(火)15:00〜17:00の予定で、岡山県倉敷市のくらしき健康福祉プラザで開催される「倉敷市介護保険事業者等連絡協議会総会」でも、町田市講演と同じテーマの講演を行うことになっている。この講演は5月中旬に急遽決まったものであるが、内容もほぼ町田市の講演と同じになるであろう。
その週末の6月30日(土)は、僕の大学時代の友人が経営する、洞爺湖はんの宿かわなみで、プチ出版記念講演と同期会を行う予定である。遠方の同級生が前日の金曜日に新千歳空港に着くので、僕は金曜日の午後6時の勤務終了後、即空港に迎えに走り、その足で洞爺湖へ。前夜祭を同級生5名で行うことにしている。前夜祭で飲み過ぎたらやばいけど、どうかな?翌日は参加者が集まるまで暇なので、洞爺湖一周のサイクリングでもしてこようかと思っている。洞爺湖は確か40キロを少し切る周囲距離であると思う。その日の夕方、同期会に先駆けて、僕と名寄市立大学の小銭准教授の二人が、短い基調講演を行なった後、天気が良ければ洞爺湖畔で野外バーベキュー大会である。6月はこの同期会を楽しみに、頑張ろうと思っている。
(明日に続く)
※講演依頼のメールはタイトルを「講演依頼」等とスパムメールに間違われないように具体的に示してください。メールは、masa@ryokufuu.com 又は緑風園のサイトに掲載されているアドレスまでお願いします。
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