今日は朝から、今年最初の専門学校での講義があった。

実はこの講師役は今年度いっぱいで辞めたいと思っている。

以前、出身大学で特別講義を行っていたことがあるが、その際に感じなかったストレスを感ずるようになったからだ。

それは受講者の知的レベルに、あまりに格差があり過ぎて、全員に分かる程度の授業を前提にすると、低きに合わせざるを得ず、そもそも勉強したいという動機づけに欠ける学生との意識のずれを感じることが多くなったことが最たる理由である。勉強意欲を、勉強する動機づけを生み出すには、1授業の講師という立場だけでは難しい。そういう意味で、担任(あるいは学校?)の目指す学生の教育方針(卒業させるのが第1目標のような方針)と、僕の目指すものの乖離が生じてきた。

一つのテーマの臨時講師という立場では、何も変わらないというストレスもあるので、ここは一旦身を引いたほうが良いのかなと思っている。

求められるものだけやっておればよいと考えるなら、これは簡単な話で、それ以上のことを考えずに続けていくことは可能だが、そこは自分の価値観や良心との葛藤になる。どうしようかな?悩んでいるところだ。

まあそんな話もして、結論は出ていないのだが、そのためバタバタしていて記事を更新する時間があまりない。

そこで、たまたま昨日お昼に行った、緑風園の「新年会」で提供したメニューの画像があるので、それを紹介しながら、短い記事を書こうと思う。

緑風園の新年会は、数年前からアトラクション抜きで、ご馳走を囲んで、美味しく、楽しく食事をしようというのがコンセプトになっている。以前はボランティア等を呼んで、アトラクションを見ながら宴会風に行っていたのだが、舞台で踊ったり歌ったりする人々が主役と勘違いするボランティアがいたりして、それはやめてしまった。今のスタイルの方が、食事を楽しめて好評である。

食事メニューは、お寿司をメインにして、いろいろな献立を考えている。その年の反省点を次の年の工夫に繋げている。今年のメニューを紹介しよう。

新年会お品がき


新年会お寿司


新年会御膳

昨年までは、副食のオードブルもテーブルの中央の大皿に盛り付けていたのだが、結局それを自分で取って食べようとする人がいないため、職員が一人ひとりに取り分けていた。そうすると、取り分けが終わるまで食べることができずに「お預け」を食わされてしまうような状態になって、それならオードブルは最初から小分けにしておいた方が良いだろうということになった。お寿司は大皿に盛った方が豪華に見えるし、取り分けるのも手間がかからないのでそのままでというスタイルにした。

しかし結果的には、お寿司も一人ひとりに取り分けるのだから、最初から個人ごとに分けていた方が良いのではないかなどの意見が出ている。これらは利用者の声を確認して、来月の給食介護で検討され、来年に向けたメニューを考えることになるとともに、そのほかの食事を伴う行事に生かしていくことになる。

ちなみに、その日の僕の昼食メニューは、妻に作ってもらった「筋子おにぎり」1個であった。

まあ少し寂しくはあるが我慢しないとな。ただし、いつもならそれだけで終える昼食も昨日は少しだけ豪華になった。なぜなら朝のうちに愛知県のKさんが送ってくれた「ポンカン」が届いたので、それをデザートとしていただいたのである。これがまた甘くておいしいの!!シアワセな気分になれた。Kさん、ご馳走様でした。そしてありがとうございます。

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