まだ松の内だから、今日はこの時期恒例の日本酒に関する軽い記事を書こうと思う。

肩の力を抜いてリラックスして読んでほしい。福祉や介護の話題ではないので、そちらに期待する方は、明日以降の更新記事まで待っていただきたい。明日は制度改正後の5期計画に向けた記事を書こうかなと考えている。

閑話休題。

「福岡に銘酒あり」は呑み助の常識である。その中でも昭和60年代に美味しい純米酒造りを目指した筑後の酒蔵4社のことを「筑後四場」と言う。

今日紹介するお酒の蔵元である山口酒造場は、学問の神様「菅原道真」を祀る北野天満宮の入口にあり、「筑後四場」の中で一番小さな蔵元である。毎年の生産量はわずか500石ながら天保3年(1832)創業で江戸時代のたたずまいを残して銘酒を造り続けている伝統のある蔵元だ。

その主力銘柄は「庭の鶯」という名で全国的に有名である。手ごろな値段の商品も多く、値段以上の品質を保持している素晴らしい造りの純米吟醸酒が多い。

その中でも今日紹介するのは変わり種である。

庭のうぐいすスパークリング純米吟醸。瓶内2次発酵によりスパークリングを実現し、ドライな飲み口と爽やかな酸味が特徴。

庭のうぐいスパークリング3庭のうぐいスパークリング4

最近では大手酒造メーカーでも瓶内発酵スパークリング清酒を出しているところが多くなったが、それらのシャンパンもどき清酒と、このお酒はレベルが違う。しっかり日本酒としての香りや旨みを残し、かつこの蔵特有の真面目な造りの特徴を感じさせつつ、それが瓶内発酵することで、えもいわれぬ芳醇なスパークリング純米吟醸酒になっている。

栓を抜くときには「ポン」という軽やかな音がする。まさに和製シャンパンである。しかしこれはまぎれもなく米だけで造った酒である。その造りは夢一献60%精米、日本酒度 +0、酸度 2.1、使用酵母 自社酵母というものだ。アルコール度数は13度である。

お値段は720ml、1.500円。これもお値打ちである。(360mlも販売中だそうである。)

庭のうぐいスパークリング1庭のうぐいスパークリング2

画像ではよくわからないかもしれないが、きめの細かな泡がたち、うす濁りの色が、いかにも日本酒らしい。さわやかな酸味が心地よく、この酸味をヨーグルトに例える人もいるが、僕はそれより芳醇だと思うし、もっと和テイストだ。なかなか味の表現は難しい。

誕生日などのちょっとしたお祝いの乾杯酒(食前酒)に最適であると思うが、残念ながら品薄気味である。今回は昨年のクリスマス前夜に購入したものを、暮れの28日に飲んでしまったが(付き合ってくれる長男が帰省した日である)、もう一本買おうと思って大晦日に購入店に行ったところ、既に完売で入荷待ちであった。地元福岡ではそういうことはないのかもしれない。

今年の正月は、このほかに「三井の寿・芳吟」(みいのことぶき・ほうぎん)を燗酒用に(純米吟醸酒だが、このお酒は燗にあうのだ)、「出羽桜」を冷や用に購入して楽しんだ。

僕は普段はウイスキー党で、日本酒はあまり飲む機会は多くないが、正月のおせち料理に合うのは、やはり日本酒である。この時期だけは少しだけ贅沢な、良い日本酒を数本買ってきて飲むのを習慣としている。

今年は、春に大学を卒業して就職する長男が、少しだけ酒の相手をしてくれるようになったので、いつもより杯が進んでしまった。飲み過ぎには注意である。

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