僕は今、群馬県前橋市に滞在している。

今日の13:30から群馬県社会福祉総合センターで行われる群馬県老人福祉施設協議会・生活相談員研究部会全体会議の中で「masaが語る相談員雑感」というタイトルの120分講演を行うためである。講演タイトルにmasaという文字が入るのは初めてであり、なんとなく照れくささがあるのはなぜだろうか・・・。

ということで、今、講演の準備に忙しく、ゆっくりとブログ記事を更新している暇がない。そこで今日は、いつもより少し早い時間に記事更新している。じっくり文章を書いている時間がないので、最近僕が活用している復興支援のギフトサイトの紹介記事にしようと思う。

僕の職場である緑風園では、あの震災直後から募金箱をホールに設置している。ある程度の金額になると市役所の義援金受付窓口に集めたお金を持っていき、その都度募金した金額合計を募金箱の設置場所に掲示している。今でも緑風園に住まれている方や、その家族の方などから募金は絶えず、千円札も入っている。ありがたいことであるし、今後もこの募金活動は続けていきたいと思う。

僕自身も、個人的に3月から毎月ポケットマネーを募金している。だがそのお金が被災者の方に届くのは数ケ月後とも聞いているし、具体的にどのように使われたのかがあまり見えてこないという感もある。

そこで最近利用しているのが、ヤフーや楽天市場の復興支援のギフトサイトである。ここは救援物資の送り先や、送りたい人と受け取りたい人のニーズが出会える救援物資マッチングサイトである。

助け合いジャパン」から両サイトに繋がるのでアクセスしていただきたいが、両サイトとも被災地でどんな物資を必要としているかを調査員が直接現地に出向いて調べ、必要な物資を業者の協力を得て安く出品してもらい、それを我々一般ユーザーが購入することで、その物資が現地の必要とされている場所や人に届けられるという仕組みである。

例えばそれが福島県双葉郡と相馬郡の小中学生の皆さんに届けられる裁縫セット(1.995円)だったりする。わずか数千円のポケットマネーを使って協力するだけで、現地の被災者の方々が今実際に必要としているものを手にすることができるのである。

自分のお金が何に使われたか見える形での支援だし、自分が購入する物品を選ぶということで、自分自身の思いがより強く伝わっているのではないかという気持ちにもなる。そしてそれらはすべて被災地の方々が求めているものであり、無駄にならないという安心感がある。

僕らに今できることは、こうした形での支援を長く続けることだけしかない。被災地で実際に活動する人達と比べると、それは決して充分な手助けとは言えないかもしれないが、そうであるがゆえに、長く、少しでも長く、こうした支援行為を続けることが大事だろうと思う。

復興はまだまだこれからだ。直接被害を受けなかった我々は、自分のできる範囲で、この国のすべての人々が心からの笑顔になれる日まで協力を惜しんではならないと思うし、助け合うことは我々自身が人としてこの世に生かされていることにおいて当然の行為であろうと思う。

人の幸せは、誰かの不幸の上では成り立たない。人として「生きる喜び」とは、この世の中のすべての人々の哀しみが癒され、喜びを持って人生の旅を続ける人々との共存の中でこそ得られる感情である。

だから人は支え合い、助け合うのである。ささえ愛。たすけ愛。それが本当の意味での愛情だ。

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