被災地の方々に電話をしたり、メールを送ったりするときに、何という言葉をかけたらよいのか迷ってしまう。
ついつい「頑張ってください」と言ってしまいそうになるが、そこに居られる人々は、そんな言葉をかけられるまでもなく頑張っているんだ。そういう人々にあらためて「頑張ってください」というのはどのようなものだろうか?その言葉が悪気のない心からの励ましの言葉であっても、現在の被災者の方々には見当違いの言葉となり、むしろ不快な思いをさせてしまうのではないかと考えてしまう。
だがそれに変わる適当な言葉を選ぶのもなかなか難しい。
僕が今心から思っていて、言葉にすることができることは「僕らにできることがあれば何でもしますから遠慮なく言って下さい」ということしかない。僕らのできることは限られているし、直接現地に入って物資を届けたり、ボランティア活動を行うことはできないけど、届ける物資を調達したり、ボランティアとして現地入りする人に変わる活動を今いる場所ですることは可能なので、そのことに全力を尽くすのみである。
そんななか4/10日曜日の朝に、福島県介護支援専門員協会の事務局の方からメールをいただいた。
その内容は9日(土)に同協会の常任理事会を開催したのであるが、5/28に予定していた福島県介護支援専門員協会総会の延期を決めたという内容である。総会予定地が被災者の方々の避難場所になっていることで、その支援活動や原発の問題があり、会場の確保ができないことが主な理由であるとのことである。そのため同総会で予定していた僕の講演も中止にしてほしいという依頼であった。
この状況では当然で、もっともな決定であると思う。
講演を依頼されたのは当然ながら震災前であった。あの震災直後の状況からこの講演は難しいのではないかと考えていたが、事務局の方々は何とか予定通り開催できないかを先週の土曜日まで模索していたようである。今月初めに問い合わせた時は「何とか予定通り実施したいと思い調整している」という返事があった。しかし結果的にはそれは無理だったようである。
だが、ありがたいことに決定に至る過程について「折角、masaさんが来てくれるのに・・・と惜しまれる声があるため、後日改めての御依頼なり講演会の企画をしたいと考えています。」と書かれていた。僕も福島の方の熱い思いに応えたいと思うし、その際は万難を排して福島に行きたいと思う。
その時まで元気と希望を失わずにいてほしい。日本中が被災地のことを思い、被災者の方々を応援していることを忘れないでほしい。
ところで先日「自粛はどこまで必要か?」というアンケートを行ったが、いろいろな意見があり、そのどれも正しいとか間違っているとか言うレベルで評価できるものではなく、それぞれの答えが意見として尊重されるべきだとは思う。
ただ事実として言えば、東北地方の第二次産業の人々は、今、物が売れないことで第2の被害を被っている。先日もテレビで、東北地方の酒造蔵の社長が、このままお酒が売れないと倒産してしまうという悲痛な叫びを挙げていた。
歓送迎会やお花見で外食産業がにぎわうこの時期に、自粛ムードが広がって、経済活動が停滞しては日本沈没の心配がある。
被災者の方々への思いとは別に、被害を受けていない地域の人々は、東北地方のものを消費するという形でも支援が可能であろうと思う。普通に生活できる人々は、普通に生活して、新入社員を歓迎できる環境にある会社は、外で歓迎会を開いて、できればその時に、東北地方のお酒を取り寄せて、皆で経済復興の観点から使えるお金は使った方がよいと思う。これ以上のデフレスパイラルは日本を駄目にする。被災者の方々が戻ってくる場所をしっかり作るためにも消費活動の活性化は不可欠だ。
この時期に贅沢は出来ないという考え方はもっともだが、被災者の方々が職場に戻って生活を立て直したり、新しい職場を得て暮らしを再生したりするためにも、少しばかりの贅沢を否定しないで、贅沢ができる人は贅沢をしてお金を使ってもよいのではないのか?そもそも我々庶民の贅沢などたかが知れたものである。被災者の方々に寄せる思いを経済活動の停滞する方向でしか考えないのは間違った考えである。彼らが戻って来ることができる場所を日本全体で、日本人すべてで作って行く必要がある。
義援金だけでは回って行かない部分があり、そういう複雑化した社会が現代社会なのだという認識が必要だ。
僕自身は、その心の中身はともかく、表面上の生活としては、僕や僕の施設ではできるだけ普通の生活をし、お祝い事や行事も普通にしていきたいと思う。そのことも復興への第一歩と思う。
勿論、被災地や被災者の方々に対するエールは、今後も心だけではなく、物資や義援金の部分で送り続けるのは当然であるが、デフレスパイラルが加速するような現在の状況は、この国の活力をますます失わせて、将来の希望が見えなくなる危険性を持つように思え心配でならない。
自粛よりも、もっと積極的活動としてのエールを推進する時期に来ていると思う。
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ついつい「頑張ってください」と言ってしまいそうになるが、そこに居られる人々は、そんな言葉をかけられるまでもなく頑張っているんだ。そういう人々にあらためて「頑張ってください」というのはどのようなものだろうか?その言葉が悪気のない心からの励ましの言葉であっても、現在の被災者の方々には見当違いの言葉となり、むしろ不快な思いをさせてしまうのではないかと考えてしまう。
だがそれに変わる適当な言葉を選ぶのもなかなか難しい。
僕が今心から思っていて、言葉にすることができることは「僕らにできることがあれば何でもしますから遠慮なく言って下さい」ということしかない。僕らのできることは限られているし、直接現地に入って物資を届けたり、ボランティア活動を行うことはできないけど、届ける物資を調達したり、ボランティアとして現地入りする人に変わる活動を今いる場所ですることは可能なので、そのことに全力を尽くすのみである。
そんななか4/10日曜日の朝に、福島県介護支援専門員協会の事務局の方からメールをいただいた。
その内容は9日(土)に同協会の常任理事会を開催したのであるが、5/28に予定していた福島県介護支援専門員協会総会の延期を決めたという内容である。総会予定地が被災者の方々の避難場所になっていることで、その支援活動や原発の問題があり、会場の確保ができないことが主な理由であるとのことである。そのため同総会で予定していた僕の講演も中止にしてほしいという依頼であった。
この状況では当然で、もっともな決定であると思う。
講演を依頼されたのは当然ながら震災前であった。あの震災直後の状況からこの講演は難しいのではないかと考えていたが、事務局の方々は何とか予定通り開催できないかを先週の土曜日まで模索していたようである。今月初めに問い合わせた時は「何とか予定通り実施したいと思い調整している」という返事があった。しかし結果的にはそれは無理だったようである。
だが、ありがたいことに決定に至る過程について「折角、masaさんが来てくれるのに・・・と惜しまれる声があるため、後日改めての御依頼なり講演会の企画をしたいと考えています。」と書かれていた。僕も福島の方の熱い思いに応えたいと思うし、その際は万難を排して福島に行きたいと思う。
その時まで元気と希望を失わずにいてほしい。日本中が被災地のことを思い、被災者の方々を応援していることを忘れないでほしい。
ところで先日「自粛はどこまで必要か?」というアンケートを行ったが、いろいろな意見があり、そのどれも正しいとか間違っているとか言うレベルで評価できるものではなく、それぞれの答えが意見として尊重されるべきだとは思う。
ただ事実として言えば、東北地方の第二次産業の人々は、今、物が売れないことで第2の被害を被っている。先日もテレビで、東北地方の酒造蔵の社長が、このままお酒が売れないと倒産してしまうという悲痛な叫びを挙げていた。
歓送迎会やお花見で外食産業がにぎわうこの時期に、自粛ムードが広がって、経済活動が停滞しては日本沈没の心配がある。
被災者の方々への思いとは別に、被害を受けていない地域の人々は、東北地方のものを消費するという形でも支援が可能であろうと思う。普通に生活できる人々は、普通に生活して、新入社員を歓迎できる環境にある会社は、外で歓迎会を開いて、できればその時に、東北地方のお酒を取り寄せて、皆で経済復興の観点から使えるお金は使った方がよいと思う。これ以上のデフレスパイラルは日本を駄目にする。被災者の方々が戻ってくる場所をしっかり作るためにも消費活動の活性化は不可欠だ。
この時期に贅沢は出来ないという考え方はもっともだが、被災者の方々が職場に戻って生活を立て直したり、新しい職場を得て暮らしを再生したりするためにも、少しばかりの贅沢を否定しないで、贅沢ができる人は贅沢をしてお金を使ってもよいのではないのか?そもそも我々庶民の贅沢などたかが知れたものである。被災者の方々に寄せる思いを経済活動の停滞する方向でしか考えないのは間違った考えである。彼らが戻って来ることができる場所を日本全体で、日本人すべてで作って行く必要がある。
義援金だけでは回って行かない部分があり、そういう複雑化した社会が現代社会なのだという認識が必要だ。
僕自身は、その心の中身はともかく、表面上の生活としては、僕や僕の施設ではできるだけ普通の生活をし、お祝い事や行事も普通にしていきたいと思う。そのことも復興への第一歩と思う。
勿論、被災地や被災者の方々に対するエールは、今後も心だけではなく、物資や義援金の部分で送り続けるのは当然であるが、デフレスパイラルが加速するような現在の状況は、この国の活力をますます失わせて、将来の希望が見えなくなる危険性を持つように思え心配でならない。
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お待ちしています。
たくさんの困難がありました。そのたびに たくさんの方々から 励ましのメッセージをいただきました。
masaさんの来県を楽しみにまだまだ踏張ります。
福島県は負けません。