麺の日
画像は昨日の当施設における昼食時の様子を写したものである。特別な行事ではなく、麺の日にはいつも行われていることだが、利用者の食卓にお膳を配る直前にスープを丼に入れている様子である。

画像はケアマネ(兼ソーシャルワーカー)と事務職員である。しかし食事場所は数か所に分かれているので、それぞれの場所で栄養士や管理課の職員なども作業を分担して同じことを行っている。

かつて麺の場合、厨房ですべての盛りつけを行っていたが、それでは配膳の最中に麺が延びてしまったり、スープが冷めてしまったりするため、何か良い方法はないかということで、いろいろな方法を模索し、それぞれの食事スペースで、食事介助を直接行わない職員によって、一人ひとりの配膳の直前にスープをかけて配るという方法にたどり着いたものだ。

グループホームや新型特養などの小規模対応ユニットケアになっておれば、配膳直前の盛り付けで温かく麺が延びないままの配膳など当り前であろうが、大型既存型の施設ではそれと同等のサービスを行うためにはそれなりの知恵と工夫が求められるということだろう。この方法がベストとは思わないが、少なくとも「麺が延びている」「汁がぬるい」というクレームはないようだ。

しかしこういう方法を採用する場合も、直接処遇職員や給食部門の職員以外から、それは自分の仕事ではないという不満が少しでも出れば、強制的に行わせてもその方法はうまく機能しないだろう。各職種としての専門性の以前に、介護施設の職員として、利用者の暮らしが少しでも良くなるために何をすべきなのかという観点がないと困るということだ。

同時に看護職員や介護職員は、ここまで他スタッフに協力してもらったとしても、この一線は自分達の専門知識と技術が必要だという考え方も持ってほしい。まだ我が施設のスタッフは、全員がそこまで考えてくれているとは言えないが、ここは大事な視点だろうと思っている。

さて話は変わるが、今週末の土曜日に富山県高岡市で「認知症ケア」と「看取り介護」に関する2つの講演を行う予定である。(参照:masaの講演予定

最初に行う「認知症ケア」に関する講演は、15:30〜の予定なので14:30頃までに会場すればよい。そこで千歳空港から富山空港までの直行便の時刻表を見ると、千歳発11:30で、富山着13:05というのがあり、当日移動で間に合うということで、今回は講演予定の土曜日に自宅を経つ予定であった。

ところが低気圧が日本列島に接近してくるということで、火曜日の週間天気予報では、12日(土)の富山は「暴風雪」という予報である。これはまずい。富山空港は河川敷にあるためか、精密進入をする為のアンテナが取り付けられておらず、可動式の非精密進入のアンテナを置いている為、高度約130mで滑走路が見えなければ着陸は出来ないそうである。よって吹雪なら欠航の恐れもあり、よしんば着陸ができたとしても、大荒れの天候下では航空ダイヤの大幅な乱れが予測され、講演時間に間に合わない事態が考えられる。

そこで事務局の配慮もあり、出発予定日を1日早めて11日の金曜日に富山入りすることにした。

これにより飛行機が多少遅れたとしても、翌日の講演をキャンセルするようなことはないだろう。

90分間の、2つの講演で、皆さんが期待する内容のお話ができるように僕自身はベストを尽くすつもりである。会場からの質問にも出来る限り答えたい。

天気予報が的中すれば、講演予定日は高岡市内も大荒れで、外出が難しい天気であるかもしれないし、ましてや今回の講演には県外からの参加者も多いと聞く。列車などの遅れがないかも心配である。何とか低気圧が弱まって、外出移動に支障のない天候になってほしい。

それでは富山県と、その周辺の皆さん、明後日よろしくお願いします。会場にお越しの方は、僕の著作本も販売しておりますので、是非ご購入ください。ご希望者には下手なサインでよければ本サインして、オリジナル落款も押させていただきます。

富山県は初訪問であるが、立山と富山湾という、山と海の両方の自然に恵まれた豊かな素敵な場所だと聞いている。事務局のお計らいで2泊3日という余裕ある日程になったので、冬の富山を満喫してきたい。

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