春になったので平日はできるだけ早起きしてジョキング+ウォーキングを行うようにしている。(休みの日は夕方も走っていることが多い。)
しかし朝の慌ただしい中で時間をとるといっても、タイムリミットがあって、僕の場合この時間を5:45にしている。それ以降に起きた日は、走るとしても30分ほどしか時間が取れないので無意味だからである。6時10分前くらいには家を出て、50分ほどジョキング+ウォーキングというのが大体の早朝メニューである。
コースはいつもきまっていて、家のすぐ近くの川沿いの遊歩道が僕のジョギングコースで、ここを周回して走り終えた後、ウォーキングとして周辺を気の向くままに歩いている。朝早い時間ではあるが、天気が良い日なら誰とも出会わないということはまずなく、実に多くの人々が朝早くから散歩をしている。
ただそれらの方々の年齢層はかなり高く、若い人が散歩している姿はほとんど見られない。それもそうだろう「若さとは眠さ」であるから早起きが苦にならない僕のような世代より上の人が早朝散歩を行っているわけである。
実にいろいろな人がいて、朝早くから清酒のワンカップを片手に散歩しているご老人がいたりする。これはそれぞれのライフスタイルであろうから、他人に迷惑にならない限り批判の対象にはならない。この方にとっては朝、お酒を飲みながら太陽の下散歩することが生きがいなんだろう。足もともしっかりしているし、酔っ払っているようには見えないし、実に清々しい歩き姿である。しかしなかなか個性的ではある。
犬を散歩させている人も多い。僕は犬嫌いではないが、ジョギング中の犬は結構困った存在なのである。なぜなら飼い主にも犬にも悪気はないのだろうが、走っている僕を追いかけようとしたり、飛びかかってくるようなしぐさを見せる犬が多いからだ。これって結構怖いので、犬の姿をみると、なるべく反対側の端に寄って走ることになる。飼い主の方の多くも、そういう僕に気がついてくれているようで、僕が近づくと犬を端に寄せて動かないで立ち止まってくれる方が多くなった。これも非言語的コミュニケーションである。
そんな中に、かなり高齢で腰の曲がったおばあさんが、杖をつきながら犬を散歩させている。お年は70歳を超えているだろう。(ただし見かけだけで70代か80代かの判断はつかない。これができる人はかなり達人だろう。)
その散歩の仕方がユニークで、このおばあさんだけは犬に鎖をつけず、いわゆる「放し飼い」状態で散歩させているのである。その理由は一見して理解できた。おばあさんの足がかなり遅くて、犬のスピードについていけないのである。鎖をつけて引っ張られると危険なこともあるのだろう。
ところがこの犬が非常に賢くて、おばあさんよりかなり前に進んでいても、一定の場所にたどり着くとおばあさんを待っているのだ。しかも通行人が怖がらないようにしているのか、道路に背中を向けてきちんと「お座り」の姿勢をとって、いつもその姿は変わることはない。僕が側を走り抜けても吠えることもないし、追いかけようとすることもない。ただじっとおばあさんの到着を待っているのである。実に凛々しい姿である。
ただこのおばあさんの方は、犬よりもかなり心配な姿で歩いてくるのである。腰も曲がっていて、傍から見ていると危なっかしい。しかし歩いている距離を考えると、かなりの距離を歩いている。いつぞやは川沿いの土手のかなり急な坂を杖をつきながら登っていた。そういう意味ではお元気なんだろう。その時も、かの犬は見守るように坂の上でおばあさんを待っているのである。
時々、おばあさん「転ばないかな、危ないことはないかな」と心配になるので、走りつつも、そちらに注意を向けているのだが、何かあったら僕より犬の方が早く駆けつけて、何らかの形で急を知らせることができそうである。
そういう意味で、あの犬が一緒だから安心だなあ、と思ったりしている。
おばあさんも犬と散歩するという生きがいを持っているんだろうし、実際にあの距離を歩くのは健康にも介護予防にも有効なんだろうと思ったりしている。
なにはともあれ、微笑ましい心が温まる風景である。おばあさん、元気で散歩を続けてください。
※その犬とは関係がないが、僕のウォーキングコースの途中の家で飼われている「まゆ毛のある人面犬」である。この地域では有名な犬で、勿論まゆ毛は生まれつきの模様で、何かで書いたものではない。この犬、おとなしくて、全く吠えない。近づいても逃げようともせず、ただ無視する。番犬にはならんだろうなあ〜。ただデジタルカメラを構えた僕の姿は不思議そうに見ていた。それがこの画像である。
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しかし朝の慌ただしい中で時間をとるといっても、タイムリミットがあって、僕の場合この時間を5:45にしている。それ以降に起きた日は、走るとしても30分ほどしか時間が取れないので無意味だからである。6時10分前くらいには家を出て、50分ほどジョキング+ウォーキングというのが大体の早朝メニューである。
コースはいつもきまっていて、家のすぐ近くの川沿いの遊歩道が僕のジョギングコースで、ここを周回して走り終えた後、ウォーキングとして周辺を気の向くままに歩いている。朝早い時間ではあるが、天気が良い日なら誰とも出会わないということはまずなく、実に多くの人々が朝早くから散歩をしている。
ただそれらの方々の年齢層はかなり高く、若い人が散歩している姿はほとんど見られない。それもそうだろう「若さとは眠さ」であるから早起きが苦にならない僕のような世代より上の人が早朝散歩を行っているわけである。
実にいろいろな人がいて、朝早くから清酒のワンカップを片手に散歩しているご老人がいたりする。これはそれぞれのライフスタイルであろうから、他人に迷惑にならない限り批判の対象にはならない。この方にとっては朝、お酒を飲みながら太陽の下散歩することが生きがいなんだろう。足もともしっかりしているし、酔っ払っているようには見えないし、実に清々しい歩き姿である。しかしなかなか個性的ではある。
犬を散歩させている人も多い。僕は犬嫌いではないが、ジョギング中の犬は結構困った存在なのである。なぜなら飼い主にも犬にも悪気はないのだろうが、走っている僕を追いかけようとしたり、飛びかかってくるようなしぐさを見せる犬が多いからだ。これって結構怖いので、犬の姿をみると、なるべく反対側の端に寄って走ることになる。飼い主の方の多くも、そういう僕に気がついてくれているようで、僕が近づくと犬を端に寄せて動かないで立ち止まってくれる方が多くなった。これも非言語的コミュニケーションである。
そんな中に、かなり高齢で腰の曲がったおばあさんが、杖をつきながら犬を散歩させている。お年は70歳を超えているだろう。(ただし見かけだけで70代か80代かの判断はつかない。これができる人はかなり達人だろう。)
その散歩の仕方がユニークで、このおばあさんだけは犬に鎖をつけず、いわゆる「放し飼い」状態で散歩させているのである。その理由は一見して理解できた。おばあさんの足がかなり遅くて、犬のスピードについていけないのである。鎖をつけて引っ張られると危険なこともあるのだろう。
ところがこの犬が非常に賢くて、おばあさんよりかなり前に進んでいても、一定の場所にたどり着くとおばあさんを待っているのだ。しかも通行人が怖がらないようにしているのか、道路に背中を向けてきちんと「お座り」の姿勢をとって、いつもその姿は変わることはない。僕が側を走り抜けても吠えることもないし、追いかけようとすることもない。ただじっとおばあさんの到着を待っているのである。実に凛々しい姿である。
ただこのおばあさんの方は、犬よりもかなり心配な姿で歩いてくるのである。腰も曲がっていて、傍から見ていると危なっかしい。しかし歩いている距離を考えると、かなりの距離を歩いている。いつぞやは川沿いの土手のかなり急な坂を杖をつきながら登っていた。そういう意味ではお元気なんだろう。その時も、かの犬は見守るように坂の上でおばあさんを待っているのである。
時々、おばあさん「転ばないかな、危ないことはないかな」と心配になるので、走りつつも、そちらに注意を向けているのだが、何かあったら僕より犬の方が早く駆けつけて、何らかの形で急を知らせることができそうである。
そういう意味で、あの犬が一緒だから安心だなあ、と思ったりしている。
おばあさんも犬と散歩するという生きがいを持っているんだろうし、実際にあの距離を歩くのは健康にも介護予防にも有効なんだろうと思ったりしている。
なにはともあれ、微笑ましい心が温まる風景である。おばあさん、元気で散歩を続けてください。
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私も朝、走ろうと思ってもなかなか実行に移せないでいます。
きっと、普段感じないいろんな事が体験できるんでしょうね。
あー、もうすぐ梅雨が始まるからまた先送りかな…