僕の講演に対するアンケート結果を主催事務局から送っていただき、その中の様々な意見を読みながら今後の参考にしている。

その中で気になるというか、自らの意識について反省されられるコメントがあった。

それは「処遇という言葉は、対応という言葉に置き換えられませんか。気になりました。こういうことから改革が始まると考えます。」という内容で、意見を書いてくださった方は「第3者評価者」となっているから介護サービス事業関係者ではない方であろうと想像する。

日ごろ僕は「介護の常識が世間の非常識」という状況を作り出してはいけないと主張し、感覚を麻痺させてはいけないと言っているのに、このコメントを読んで自分が「処遇」という言葉を何の疑いもなく使っていることに反省の思いを持った。

この講演の中で処遇という言葉を使った場面は、居宅介護支援事業所の立案するケアプランと、各サービス事業所の立案するケアプランの違いを明確にするために、前者については「利用者の課題解決に必要な複数の社会資源を結びつける計画」であり、後者については、総合的援助方針を達するために課題を解決する具体的手段として提供される各サービス事業所における利用者に対する「個別処遇計画」であると説明したものである。

特養では介護保険制度ができる以前から施設サービス計画(ケアプラン)の前身とも言える計画の作成が行われており、それが「個別処遇計画」と呼ばれていた為、この言葉に何の疑いも持っていなかった。しかし一般市民からすれば「処遇」という言葉は、どうやら温かみに欠ける機械的な対応、あるいは上から目線で決められる取り扱い、という語感があるのかもしれない。

そこで広辞苑であらためて「処遇」という意味を調べてみると「人をある立場から評価して、それに相応した取り扱いをすること。また、その取り扱い方」と書かれている。なるほど「評価して相応の取り扱いをする」という意味は確かに機械的で冷たい印象を与えるものだろうと思った。そもそも「取り扱う」という言葉自体が、対等な立場で展開されるべき対人援助サービスにそぐわないと感じるだろうことを理解した。

しかもヤフー百科事典に書かれている内容はもっと深刻で「広義には、犯罪者の人格を考慮した取扱いをいう。〜以下略」と書かれている。この意味を知っている人が介護施設で使われる「個別処遇計画」という言葉を聞けば、刑務所などの「矯正計画」を連想するだろうし、社会福祉援助サービスでその言葉が使われることに違和感を持つのは当然だろうと思った。

そこで今後は「個別処遇計画」という言葉を使わず、別な言葉に変えたいと考えた。

コメントを書いてくださった方の提案通り「個別対応計画」が良いのか、あるいは「個別援助計画」「個別支援計画」「個別ケア計画」など様々な言葉が思い浮かぶが、どの言葉が適切だろうか?それとももっと適切な言葉があるだろうか?

これはアンケートを活用するのが最もふさわしいと考えたので、以下(あるいは右サイドバーの)アンケートにお答えいただきたい。その際、コメントはこのブログ記事ではなく、アンケートの投票のコメント欄に書いていただければ集計上有難いと思う。

是非よろしくお願いします。なおアンケートの結果、最も多かったご意見の言葉を今後使用させていただくことをお約束します。

アンケートは既に終了しました。このアンケートの結果はこちらをクリックしてご覧ください。

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