今、我が家のマイブームは「3年B組金八先生」である。

レンタルビデオ店から借りてきたDVDを夕飯の食卓を囲んでみている。シリーズ第1作は1979年で、最新版の第8シリーズは2007年の作品だから、実に28年間の歴史がある。

15歳の母、腐ったミカンの方程式、性同一性障害、家庭内暴力、校内暴力、いじめと自殺、ドラッグなどインパクトの強い社会問題が学園ドラマの中にちりばめられており、印象に残っているセリフやシーンが実に多い。息子と一緒に観ても、世代間ギャップも感じず全然違和感なく楽しめるのである。
(※もちろん息子に「たのきんトリオ」と言っても分からないし、伊藤つかさちゃん!!可愛い〜!といっても白けた視線で無視されるが・・・。)

ところでこのドラマは中学3年生が主役だから、当然受験というものがテーマに大きく関わってくる。内申書という言葉が実に数多く使われる。

「内申書」に何が書かれているかは、志望校に合格できるかどうかに関係してくるので、誰もがその内容を知りたいと思うはずである。いや合否に関連するからというより、クラス担任や教科担任が自分をどう評価しているかについて興味があるというのが本当のところかもしれない。

現在では、情報公開の観点から内申書の内容について本人や保護者から請求があれば公開してくれるし、評価の根拠も詳しく説明しなければならないということになっているらしい。しかし僕らの学生時代は、原則これは非公開で、評価される本人であっても学校側はその内容を教えてくれなかった。

高校入試の場合は、私立・公立の何校を受験するのか、中学校側がすべて把握しているので、内申書も実際の受験する高校数分しか発行されなかったので、こっそり隠れて内容を読むことはできなかったが、大学受験の際には、私立大学を実際に受験する数より多く受けると偽って、内申書を余分にとって内容を確認することは簡単であった。

ということで、当然僕は受験校数を偽って内申書をとり、しっかり中身を確認した。

僕の場合は(言い訳になるが)高校1年生の途中で名寄高校から岩見沢西高に転校した際に、前の高校と、転校した高校の数学の教科書の内容が変わってしまい、3次関数の部分を習うことができなかったので、ここを独学で勉強せねばならなかったため、様々な誘惑による挫折も相まって、数学が苦手になってしまった。
(ちなみに2度も授業を受けたベクトルは大得意で、この部分の試験だけはほぼ満点を取っていた。)

ということで、転校を境にして数学のある理系に対して急速に興味を失い、結局文系コースを進んだわけだが、各教科の内申点は、まずまず納得いくものであった。

ところが・・・である。総合評価というか、人物評価が文章で書かれている箇所をみてびっくりした。

前後の文脈は忘れてしまったが、今でもはっきり覚えているのは「よい意味であるが、野性的な性格。」と書いてある。

担任教師が僕のどのような行動あるいは言動をもってして「野性的」と感じたのかは定かではないが「よい意味で」という冠がつけられているとしても、野性的という表現は大いに誤解されるマイナスイメージではないかと感じた。別段、そのことを抗議することはなかったが(そもそも抗議すれば、内申書を盗み見したことがばれてしまうし・・。)、当時まだ素直で、若く凛々しかった?18歳の僕は「内申書に書くべき表現ではないだろう!」と感じたものである。

しかもその担任教師は、金八先生と同じ現代国語の教科担当であった。つまり日本語表現の専門家と言ってよい先生なのである。それがこの表現か・・・。まいったなあ〜。

ところでこの内申書の「盗み見」は当然クラスメイトのほとんどの者(正確には僕の親しい仲間だけだったのかもしれないけど)が行っている行為で、当然のことのように、お互いの内申書を見せ合って、ああでもない、こうでもないと話の種にして、同時に教師の悪口を言いながら受験のストレス解消をしていたものである。その際にこの「野性的な性格」という表現をみて、ほとんどの者が大笑いして、その後何度もネタにされたが、だからといって「これはひどい!」とか「これってないよね。」とか「違うだろう〜。」と僕をかばってくれる友人は皆無であった。

友人たちは内申書という評価欄に書く内容としては首を傾げたとしても、その評価自体にある種、説得力が伴っているかのような印象を受けた節がある。それは僕が「野性的な性格」であるという評価に対して、友人のほとんどが違和感を持たなかったということだろうか・・・。

別に凶暴だったわけではないし、裸で歩いていたわけでもない。僕の野性味とは何なんだろう?

そんなことをふと考えているが、しかしもう他人に内申書を書いてもらって評価されるのではなく、自分が自分自身の内申書を書く年になってきた。自分自身にどのような内申点を与え、どのような評価をするのか?そういうことを考えながら生きて行く年である。

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