福祉や介護のこととは何ら関係のない記事になってしまうのは今日ばかりは仕方がない。

ファイターズ、2年ぶりのパリーグ制覇。本当にありがとう。僕らファイターズファンや道民は、この4年間で3回もよい思いをさせてもらっている。ただただ感謝である。

僕も先週あたりから落ち着かなくなって、胴上げの瞬間を見たくて、日曜日に決まるのではないかと思い、ドームのプラチナチケットを何とか手に入れ、子供二人を連れ球場に駆け付けた。ナイスゲームで逆転勝ちしたが、胴上げとはならなかった。さすがに平日は仕事を放り出して球場に向かうことはできず、テレビの前で今か今かとその瞬間を待ち続けていたが、月曜日は逆転負けで、またまた優勝お預け・・・。

こうした状態は精神的に影響するようで、〆切が迫っていた連載原稿もさっぱり筆が進まず一行も文章が書けずに放置状態で、担当の編集者にはファイターズの結果が出るまで〆切を伸ばしてくれと頼む始末であった。

しかし、やっと夕べ歓喜の瞬間が訪れた。当施設の明け休みや公休に当たっている幾人かの職員は球場でその瞬間をみているはずである。うらやましい。クライマックスシリーズと日本シリーズがこの後あるとは言っても、今はリーグ制覇の栄光を十分味わって先のことは後で考えてよいだろう。おかげで連載原稿も今朝一気に書き上げて、仕事が始まる前に編集者に送ることができた。

チーム全員の力を出し合った結果だから、誰が一番優勝に貢献したとは言いたくないが、必ず選ばれる必要があるMVPについて、僕個人とし強いて挙げるとすれば金子誠だろう。
歓喜の札幌ドーム2009ファイターズ優勝胴上げ
(※画像はクリックすると大きくして見れます。)



ところで介護関連の報道では「誤報」が多いと常日頃僕が批判している北海道新聞であるが、地域密着だけにファイターズ関連の報道には見るべきものがある。特にリーグ優勝の翌日の朝刊は、いつも(とはいってもファイターズが北海道に移転して3度目の優勝だから、過去2度という意味でしかないが)選手の手記が載る。今年は誰の手記かと気になっていたが、なんと朝刊一面にダルビッシュ有の手記(手記ではなく、言葉を記者が書いたものかもしれない)が載っている。彼のブログを時々読んでいるが、これほど長い文章を読むのは初めてである。それも衝撃の告白に近い裏話が載せられている。

道内の皆さんは、この記事を簡単に手に入れて読むことができるだろうが、道外の皆さんが読む機会はあまりないと思う。道新のネット配信記事にも載っていないので、ここでその手記を紹介したいと思う。
(出処をきちんと示しているから、著作権などの問題には当たらないと思うが、問題があればあとで削除する可能性もあるのでご了承いただきたい。)

(北海道新聞 10/7朝刊・1面 ダルビッシュ投手語る「皆で戦うチームに誇り」より)

 本当に達成感がある。苦しんだので満足感もある。戦力の寄せ集めではなく、みんなで戦うチームの方が、ファンも見ていて楽しいだろうし、地域も盛り上がってくれる。そういうチームで手にした優勝を誇りに思う。
 8月下旬と9月下旬に2度離脱した。自分から「しばらく投げられません。もう限界やから」とトレーナーに言った。8月21日のソフトバンク戦の登板後でした。実際、何試合も前から肩が痛くて球も走らなかった。普段のキャッチボールからおかしかった。
 梨田監督に福岡のホテルの部屋に呼ばれた時も「無理なので、ちょっと休ませてください」と。監督は、僕から言ったことが知れると騒ぎが大きくなると考え、「半ば強制的に休ませた」という形にしてくれた。右肩の疲労が限界に来ていた。オールスターで打球が直撃した影響ではないと思うけれど。無理して投げて、つぶれる方が影響が大きいので切り替えた。こうなるのは仕方がないし、後悔もしていない。
 WBCは今の疲れに影響している。絶対に負けられないというすごい雰囲気。まして僕は一度、準決勝で失敗したので、余計にプレッシャーのようなものを感じていた。
 そのせいか、大会後は精神的な部分で(緊張感が)切れた。日本に帰って「開幕戦?オープン戦とちゃうの?」みたいな感じ。みんな気持ちが入っている中で申し訳なかった。初回に3点取られ、今までなら「くっそー」って思っていたのに、ぼーっとした感覚にとらわれた。
 僕の立場が、今までとは違ってきているのは分かる。気を使うようになったというか、「大人の世界って、いろいろあるんだな」と。だから、打たれて落ち込んでいる人を、言葉で和ませたりしている。野手は稲葉さんたちが引っ張ってくれているので、僕ら投手陣はみんなで楽しくやろうと思う。
 僕を支えているのは、やっぱり奥さん。でも最近、僕はほったらかしにされているかな。(2人目の子供を妊娠中で)子供が主役なんですかね。負けても勝っても、家では顔色を変えずに接してくれる。食事もおいしいし、感謝している。
今期はあまりパッとした試合がなかった。自分の数字(23試合で15勝5敗、防御率1.73)はいまいち。もっとできるはずで、しょうもない数字だなと。試合数もイニング数ももっと投げられた。防御率も1点台前半はいけたと思う。
 僕もクライマックスシリーズに間に合えば、絶対負けないように、しっかり準備して臨みたい。勝って、みんなで喜び合いたい。

(以上、抜粋転記終了)

人間ダルビッシュの一面が垣間見える記事である。

それにしても、もう一度言っておきたい。ファイターズありがとうと・・・。

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