北海道の桜の季節は5月である。今年は例年より少し早い時期の桜の開花となり、登別の桜もゴールデンウイークに入って咲き始めた。
通称:桜のトンネル登別温泉に続く桜並木

登別駅前通から登別温泉に至る道道の両側を覆う桜並木は「桜のトンネル」と称されているが、ここも既に満開である。明日、明後日の週末が今年最後の見ごろかもしれない。(画像は本日午前中のもの)


温泉浴室から見える桜さて、もうひとつの、この画像は当施設の温泉浴室の中から見た桜である。北海道の桜の多くは、この画像に写っている種類の桜で、ピンク色が濃い「エゾヤマザクラ」である。ソメイヨシノのような上品さはないのかもしれないが、その凛々しさとは違った力強い美しさを感じる桜である。

ところで僕の勤務する施設は決して人里から遠く離れた場所に立地しているわけではなく、登別温泉行きのバスに乗れば、中登別というコンビニの前にある停留所で降りて、歩いてくることもできる。現に自家用車を持たない職員の何人かは徒歩で通ってくる。

また隣接する敷地には、9ホールのセルフゴルフ場とパークゴルフ場があり、春から秋にかけては人でにぎわっている。逆の隣接地は協力病院の作業療法地で平日は常に職員が常駐している。

敷地前の道路はクッタラ湖というキャンプ場もある湖に通ずる道路で、そこを通って登別温泉まで行くことができるコースで、夏場は車の通行量も多い。
(※なおクッタラ湖にあるレークハウスではエゾシカハンバーガーが売られているので、訪れた際は一度食べてみても面白いかもしれない。もちろん販売者と僕は何の利害関係もないし、知人でもないことは断わっておく。)

しかし住宅地ではないし、ゴルフ場からは道路がカーブした上の方に施設があるので、周囲を見渡すと他になにも建造物を目にすることができない。緑に囲まれた中に建物がポツンとある印象だ。

この敷地はもともと当法人の理事長の所有地で、法人に寄付されたものであるが、この土地を購入した経緯を理事長は10周年記念誌の中で「土地は原生林でした。私は病院の仕事の合間を縫って原生林の中に入って、頭の中にそこに周遊道路を造って切り拓こうと歩き廻っていました。ところが偶然、今、緑風園が建っているところが平らにすることが可能な土地であることがわかりました。土地そのものは火山灰、火山礫、石ころの集まりではありましたが、道路沿いでもあり、又その土地の上方に湧水がありまして、その流れが土地の裏側をせせらぎとなって流れ、ポンアヨロ川の源流に注ぐ小川となっているという非常に風趣がある土地でした。」と語っている。

要するに当施設の敷地の源は原生林であったのである。まさしく大自然の中に施設を建てたのである。

おかげで夏の夕方から夜にかけて、クワガタがたくさん施設の周辺を飛び交うため、知っている人はクワガタ採りに敷地内に入ってくる。時期になるとカメムシも大出現するのが閉口するところである。

ところで土地柄、敷地内にも温泉が湧出しており、2,003年には温泉浴室を別に建設した。現在、デーサービス利用者と施設利用者がそれぞれ入浴に利用しているが、原泉100%の混ぜものが一切ない、「かけ流し」の湯で、24時間温泉に入ることが可能である。

この浴室を作る時に「大自然」を堪能してもらおうと、浴室内から外がよく見えるように、山側に向かっている壁の部分をガラス張りにした。ここから春の「新緑・桜」、夏の「萌えるような緑」、秋の「紅葉」、冬の「樹氷」と四季折々に変化する景観が楽しめる。
温泉外観温泉浴室内部浴室から見た樹氷


画像は上から「浴室外観」「浴室内風景」「浴室から見える樹氷」である。

これらを見てわかるように、外の景色が入浴しながら堪能できるのである。冒頭の桜の画像もそこから写したものである。

しかしこれにはちょっとした弊害がある。中から外が良く見えるということは、外からも中が見えるということである。外側は山に面して、その部分に道路はなく、理事長が回顧の中で語っている「上方に湧水がありまして、その流れが土地の裏側をせせらぎとなって流れ、ポンアヨロ川の源流に注ぐという小川」なので、本来人が通ることはないということで、このような造りにしているのである。

ところが建設後に、入浴が始まってみると、道路もない小川沿いを闊歩する人々がいることがわかった。その理由は、この小川にはクレソン等の野草が自生しているし、周辺は「タラの芽」をはじめとした山菜の宝庫である。秋には「ぼりぼり」と呼ばれるキノコも採れるため、それを目当ての人通りがあるのだ。

外からは湯気もあるし、距離もあるので、入浴している人の顔が見えることはないが、あまり気持ちの良いものでもない。ただ当法人の敷地は小川の近くまでであるが、小川自体は私有地ではないので「入るな」という権利はない。そこで「危険」を理由にして、そこに近づかないようにお願いをすることがせいぜいの対応である。

入浴している方の中には、「別にあっちが覗きに来ているわけでもないし、(山菜などを探して)下を向いて歩いているんだから気にしないよ。かえっていろいろな人が歩いているのも見れるから楽しい」という人もいるが、裸で入っている様子が見られる状態は好ましいとは言えない。

それやこれやで、周辺に近付けないように、敷地内ギリギリにネットを張ったり、立ち入り禁止のお願いを掲示したり、結構苦労するのである。山菜は別の場所で探していただけないものだろうか・・・。

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