新年度4月からの改定介護報酬算定ルールにおける施設サービス費の中で、現時点における最大の疑問は「夜間職員配置加算」の算定ルールである。

この加算が算定される規準は、特養であれば「夜勤を行う介護職員又は看護職員の数が、第1号ロ(1)に規定する夜勤を行う介護職員又は看護職員の数に一を加えた数以上であること。」とされている。

この配置基準と加算算定は施設と短期入所を一体的に見るものであるから特養+短期入所生活介護の合計が100名である場合、「第1号ロ(1)に規定する夜勤を行う介護職員又は看護職員の数」は4名であるから、単純に夜勤者が5名配置されていないとこの加算は算定できないものと考えられていた。
(老健も加算算定条件は利用者比20:1で特養と結果的には同様だが、もともとの夜勤配置基準が違うので算定ルールの表現は違っている)

ところがこのたびの報酬改定における解釈通知(案)によれば、夜勤者の数の算出方法が別に規定されており、それは「夜勤を行う職員の数は、1日平均夜勤職員数。1日平均夜勤職員数とは、暦月ごとに夜勤時間帯(午後10時から翌日午前5時までの時間を含めた連続する16時間をいう。)における延夜勤時間数を、当該月の日数に16を乗じて得た数で除することによって算定し、小数点第3位以下は切り捨ててる。」とされている。これは特養も老健も同様である。

するとこの計算式ルールを単純に解釈すると、100人定員で考えた場合、深夜帯の時間に夜勤者が基準人数を一人以上超えて配置されなくとも、示された時間内に勤務する職員の延べ勤務時間数が80時間以上あればこの加算が算定できることになる。

具体的には、夜勤帯を17:00〜9:00までに設定している特養+短期入所生活介護の合計が100名である特養において、実際17:00〜翌朝9:00に勤務する夜勤者が基準配置と同様の4名しか配置されなくとも、17:00〜9:00までの間に勤務する、他シフト;例えば早出や遅出の出勤者の夜勤帯に勤務している時間が計算式に参入できることになる。日勤者もこの時間にかかる時間があれば参入可能になる。

例えば
(1.早 出) 8:00〜17:00
(2.日 勤) 9:00〜18:00
(3.遅 出) 11:00〜19:00
(4.超遅出) 12:00〜21:00

上記のようなシフトをとっている施設の場合、
(1.早 出)は8:00〜9:00までの1時間
(2.日 勤)は17:00〜18:00までの1時間
(3.遅 出)は17:00〜19:00までの2時間
(4.超遅出)は17:00〜21:00までの4時間

以上の時間が夜勤時間として参入できる。そうすると合計8時間であるから、1〜4までの職員がそれぞれ2名ずつ配置されておれば16時間の勤務時間参入となり、これだけで夜勤者が1名配置されている同様にみなすことができることになってします。その結果、実際に実際17:00〜翌朝9:00に勤務する夜勤者が基準配置と同様の4名しか配置されなくとも、この計算式における一名分を配置職員と計上することにより夜勤者は5名配置という算出結果となり、結果的に「夜間職員配置加算」が算定できるということになる。

しかし本当に実際の夜勤者が基準どおりで20:1をクリアしない時間帯があっっても、この加算が算定できるのだろうか。

夜勤者を多く配置することに対する加算という意味から考えると、そういうことにはならないのではないかと大いに疑問を感じるところであるが、現時点では、例示した状況で加算算定ができないとは読めない解釈通知内容となっている。

ここはQ&Aではっきり考え方が示されるのだろうか。現時点での最大の疑問である。早く結論を出していただきたいと思っているのは僕だけではないだろう。

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