外は湿りけを帯びた重たい雪が降り積もっている。いつもの年の瀬より暖かいという証拠だろう。

今年もいよいよ残すところあと2日だ。

この時期は毎年同じようなことを言ったり、書いたりしているような気がするが、年末というのはそういうものなのだろう。

そして新年を迎えて気分が変わったり、高まったりするのも一瞬で、そのあとはまた、いつもの日常に戻り、日常に流され、時の速さや、季節の移ろいの中に埋没していく繰り返しが人の一生なのかもしれない。

ただひとつだけ確実なのは、同じ時の流れでも、去年と今年と来年とでは確かに違うということだ。そして今いる自分自身は、この瞬間だけ、そこに存在するものなのだということである。

人の心も、体も、姿もすべて移ろうものだ。確実なものは今のこの瞬間しかない。だからこそ今の時間を大切に過ごさねばならないと思う。

ただこの時期だけは今年1年を何となく感傷的に振り返ってみるのも良いだろう。

僕は僕らしくあったのだろうか。僕が僕らしいとは何かに気付くことができたのだろうか。僕は本当の自分にたどり着いているのだろうか・・・。どこまで行けば答えがみつけられるのだろう。

このブログは2005年11月9日に始めたものだ。

最初の記事は「裏板風にブログを作ってみました」という記事である。アクセス数は今年100万を超えた。ただカウントの仕方は当初、全てのアクセス数をカウントしていたから1日に何度もアクセスする方がいたら、その数字が上積みされている。

今年から24時間以内の同じPCからのアクセスは1回しかカウントしない方式に変えた。基本的に僕は1日に1記事しか更新しないからである。それでも現在、平日は1日1.400〜1.700くらいのアクセスがある。これは1日にアクセスしてくれる方の実数と思える。

僕の自分勝手な記事をたくさんの方々が読んでくださっていることに、ここであらためて感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

このブログは特別な目的を持って書いているものではない。自分の「心の叫び」を表現する場所として思いつくままの事を書いている。ましてや人を教育したり、何か特別な考えを押し付けたりする意図はまったくない。

ただここに自分の素直な感情や思いや考え方を書くことで、自分が自分自身の何かに気がつくかもしれないと思っている。結果的にそのことが僕自身に与えるものもあるのだろうと思っているし、そのことで変わるものもある。そう考えている。だから誰かが読んでくれなくとも書くことがあるうちは書き続けることだろう。

人は一人では生きていけない。他者と関わりを持つ中ではじめて社会生活を営むことができる。しかし時として、自分以外の他者はストレスともなる。考え方や行動パターンの違いに思い悩むことも多いだろう。

しかし物事の全ての原因を他人のせいにしても何も変わらないだろう。

人類が誕生して以来、もっとも困難なことは他者を変えるということなんだから・・。

他人と過去は変えられない・・・。

しかし自分と未来は変えることができる。

そこに希望を見出したいものだ。夢とか希望とは待つものではなく、そこに向って歩んでいく先にあるものなのだから。

今年1年本当にお世話になりました。次の記事更新は年明けになると思います。皆さん、良いお年をお迎えください。皆が幸せな1年になりますように。