中学生から大学生の時代にかけて続けていたことは、スポーツでは軟式庭球(これは大学1年でやめた)。そしてギターである。下手なフォークソングを作って唄っていた。
参照:masaのフォーク道

もう日常生活でギターを弾かなくなって20年以上経つが、昔は毎日ポロンと弦を弾くのが日課だった。

しかし白状すると演奏テクニックもイマイチで、あまりうまくなかったし、ボーカルも僕のカラオケを聞いたことがある人ならわかると思うが、決してうまくはない。(悪いが、下手とは自分では書かない。汗・・。)

ではそれをカバーする為にどうするか。答えは簡単である。

人の歌のコピーでは力量の低さが目立つので、自分のオリジナル曲を作って演奏することである。しかも自分で歌を作るということは、自分の声が出ないキィーコードを使わないということだから少なくとも「声が出なくて歌えない」ということにはならないというメリットがある。

自分の音域は決して広くないので、そこに合わせて作曲するのだから、似たようなメロディの曲が出来るのは仕方がない。まあこれもアマチュならではの愛嬌と考えてもらうしかない。

ところで何曲くらいのオリジナル曲を作ったかと言えば、これは何百という数だろう。数え切れない。ひどいときには学校祭の発表にあわせて1日に3曲とか4曲作ることもあったのである。

僕の場合の歌作りは、詞と曲を同時進行で作ることが多い。どちらかが先に出来ていて、それに合わせて後から詞や曲を作るというのは苦手であった。そのため人の作った詞に曲をつけたこともあまり多くはない。
(masaのフォーク道で紹介した「ああ早稲田」はその意味では例外である。)

だが同時進行とはいっても、脳細胞の微妙な動き具合を僕自身の感性で捉えていえば、わずかながら詞が先に出てきて、それに合わせて同時進行でメロディが浮かんでくるのである。

だから詞になる言葉は僕にとって時に非常に苦しい思いをして思い浮かべるものであった。何にも意味のある言葉が浮かばないこともあって、その際は意味のない言葉を思い浮かぶままに声に出してつなげようとするのだがうまくいくことはまずない。

そういう時、どうしたかと言えば、僕の場合、何もシチウエーションが浮かばなくても、とりあえずタイトルをつけてしまう、という方法で言葉を探し出すことが多かった。

例えば何の意味もなく「風のキャンパス」という思い浮かんだタイトルをつけて、ポロン、ポロンとコードをなぞりながら言葉を探した。

プラタナスの木立の陰が
キャンパスに続く道に伸びる。
君の背中を捜して、僕は目を細めて影を追う。
わかんなかった君の想いを
わかんなかった君の寂しさを
僕は今やっと見つけたんだ。
風の中に見つけたんだ


「雪の風景」というタイトルをまず考えて同じようにコードをなぞってひねり出した曲もある。

窓が曇って見えなかったけど
いま君はサヨナラっていったんだろう。
気付いていたけど見ない振りした僕に
君は寂しそうに笑いかけたね
動きはじめた汽車の窓に
白い雪の粉が舞う
しんしん、しんしん音もなく
しんしん、しんしん雪が降る
しんしん、しんしんこの雪が
しんしん、しんしん溶けたあと
僕に春は来るのだろうか。


ちなみにこの歌はさびの「しんしん〜」というフレーズと曲が先にできた。こんなふうにタイトルを先に考えることで、いつの間にか言葉が浮かび、ひとつの詞ができ、曲が生まれてくる。これが僕の曲作りのひとつの方法でもあった。

今歌を作ることはなくなったが、ブログを書くときにも同じようなことをしている。どうしても話題が浮かばないとき、福祉や介護や制度の中の言葉を引っ張ってそれに関連したタイトルをつけて、内容はそれに合わせて思い浮かぶままに書き始めて、以外とおもしろい内容になったりする。

平日毎日更新するということは、こうした苦労もしているということである。

ちなみに今日も特別なテーマが思い浮かばなかったので、苦しいときのテーマをひねり出す方法を正直に書いてみたというところである。結構大変なんですよ・・・。

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