食の安全を揺るがす偽装問題は、僕の住む登別から1時間ほどの苫小牧市の精肉加工業者ミートポープによる「偽装」をきっかけに日本中を揺るがす大問題になった。

そして今、食に関する問題だけではなく様々な場面で法令遵守や企業倫理の確立が求められている。

介護サービス事業においても、法令遵守の行動規範が求められる状況でコンプライアンスマニュアルを作ることが求められつつある。そこで施設として独自にどのようなマニュアルを作るか研究していたが、自治体や企業のマニュアルを参考にみると、その内容も文書量も膨大なものになっている。

1例を挙げると「セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントの禁止」「贈収賄や業務上横領の防止」「利害関係者との関係」「交通法規の遵守」「知的財産権への対応」等多岐に渡っている。

これは本当に日常の業務に生かすことができるマニュアルになるのか?作ることは簡単であるが職員が誰も読まないようなマニュアルでは意味がないし、日常的に振り返り、確認できるマニュアルとは「読むことが出来る文書量」であることにも配慮が必要なはずで、既存のマニュアルの内容には大いに疑問を感じ、介護サービス事業において最低限守るべき職員としての視点を簡潔にまとめられないか考え続けていた。しかしなかなかよいものが作れない状況が続いていた。

そんなとき8/10(日)に行われた北海道社会福祉士会・日胆地区支部「権利擁護セミナー」の中で、NPO法人・宮城オンブズマンネット「エール」の副代表である小湊 純一氏の「施設のコンプライアンス・ルール」という講演を聞いた。

その中で氏は、「介護施設の中でも理念だけを掲げるのではなく、具体的に利用者の権利擁護、虐待防止の為のコンプライアンスルール作りが重要である」と指摘され、具体例としてあるグループホームで作ったコンプライアンスルールを資料で示された。

「目から鱗がおちる」とは、このことで、わずかA4用紙1枚にも満たない内容ではあるが、施設職員が持つべきコンプライアンスの視点がここにすべて網羅されていると思った。細かく様々な分野の法令遵守の具体例を示さなくても、ここで示されている視点が介護現場で守るべき最低限の視点を示していると感じた。

幸いなことに講師の小湊氏から、資料のコンプライアンスルールを複写しても良いから活用してくださいという話があったので、早速、昨日資料を元に、わが施設で使えるコンプライアンスルールを作成することにした。

そして「社会福祉法人 登別千寿会・利用者権利擁護指針(コンプライアンスルール)」というものを作成してみた。大部分は小湊氏の示された資料の内容をそのまま転記した内容となっているが、今後、修正追記していくつもりである。

作成後、ケアマネジャーに内容を確認してもらい意見を求めたところ、現場職員の意思統一にも使えるのではないかということで、今後、最終的に内容を精査して、現場に下ろしてみようと思う。

使える指針にしなければ意味はない。

ところで話は変わるが、何気なくカレンダーを見ると今日は8月12日ではないか・・・。自分でも気がついていなかったが何を隠そう今日が僕の誕生日でもある。またひとつ年を取ってしまった・・。誕生日が嬉しい日ではなくなったのは、いつの頃からだろうか・・。

もうひとつの心配は、妻や子供達がそのことに気付いてくれるだろうかということであるが・・・。無理だろうな。

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