今日、北海道はあいにくの雨模様である。そんな中、今週水曜から札幌では「よさこいソーラン祭り」が開催されている。

北海道の夏のイベントとしてすっかり定着したこの祭りは、今では冬の「雪祭り」にも迫るかのごとく年々盛り上がっている。しかし華やかな表面とは裏腹に、2000年6月10日の爆破事件(会場でくぎ入り爆弾が爆発しスタッフら10人が重軽傷を負う事件;一人重体)は未解決のままで、この祭りの歴史上、暗い影を残したままである。

また参加チームに順位をつける祭りのあり方も「盛り上がり」のひとつの要素となっている反面、参加チームには年々高度な技術と派手なパフォーマンスが求められ、決して楽しんで参加しているチームばかりではなくなっているのは問題だし、その方向についていけずにチームを去るメンバーも多い。そのことで編成ができなくなった地方チームも多く、衣装代などの費用負担も馬鹿にならず地方からの参加チームは年々数が減っているという問題もある。中高年層が気軽に参加できる祭りではなくなったのは残念なことだと思う。

しかしながら表面上は、年毎に観衆も増え、週末の道内のテレビでは「よさこいソーラン祭り」の特別番組が目白押しで、民放全局がこの祭りを放送している時間帯もある。

あまり興味のない僕にとっては迷惑な話である。それよりファイターズの試合を地上波で放送してほしい。

さてそれはさておき、今日は当法人の話題を書きたい。

この4月から、僕の所属する社会福祉法人の理事として頼もしい人物が加わった。

現在、登別市選出の道議会議員である堀井 学氏である。(画像:5/29理事会後に撮影)

道議会議員・堀井学

頼もしいというのは、道議という肩書きではなく、その人物そのものを指していることを間違って捉えてもらっては困る。

氏は日本を代表するスピードスケートのアスリートとして94年のリレハンメル五輪500mで銅メダルを獲得。96年にはW杯500m総合優勝、1000mで世界記録を樹立するなど世界の頂点を極めた実績を持つ。当時は世界一のコーナリング技術を持つ選手と言われていた。

しかしスラップスケートという滑走技術がまったく異なりコーナリング技術の差がタイム差に現われない道具の出現により、長野オリンピックでは惨敗するなど、栄光と挫折の両方を経験している。

現役引退後は長いスピードスケート人生のなかでの挫折からの挑戦等、様々な経験を糧に、持ち前の「ネバーネバーギブアップ」精神で困難を乗り越えてきた自らの貴重な体験から「挑戦することのすばらしさ」、「ベストを尽くすことの大切さ」を小・中・高校生に向け、熱いメッセージを送り続ける講演活動を行うなどの活躍をされており、介護福祉士等の養成専門学校でも「夢への挑戦」などをテーマにした講演を行うなど福祉の分野にも深く関与してきた。

今年はじめ、縁あって当法人理事の就任をお願いしたところ、快く引き受けていただいた。理事会にも精力的に参加していただき、当法人の現況などを理解していただいている。

介護職員の待遇が現在の介護報酬ではなかなか適切なレベルで守ることが難しくなりつつあることなども、一緒に考えていただいている。

お話をしても心の広い、視野の広い素晴らしい人物であることが感じられる。オーラを感じると言う職員もいる。どの分野でも世界のトップに立つというのは並大抵のことではないが、その夢をかなえるために努力を続けてきたことが人間の器を大きくしているんだろうなと考えている。

政治家としては昨年4月の選挙が初当選だから、まだ2年目であるが、その活躍は既に目覚しいものがある。何より当法人の役員の中でも一番の「最年少」でもある若さが可能性を無限に秘めている。

世界の頂点に立った広い視点から、政治全般や保健、医療、福祉について考えていただきながら、当法人内での福祉活動にとどまらず、社会保障全体の向うべき正しい方向への道しるべをつけていただくような活動を展開していただきたいと願っている。

法人、施設に対してもマクロな視点からの助言指導を期待している。

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