ここ何年か定期的に業界紙と呼ばれる専門誌のいくつかの依頼を受けて小論文を執筆することが続いている。そのため数ケ月に一度は〆切を意識しなければならない生活を送っている。

依頼を受けるときは、〆切も随分先だなあと何かしら変な余裕を感じて、すぐに構想を練ったり、書く準備をする気にはならない。そしていつしかすっかりテーマも、〆切があることさえも忘れている時期があるが、カレンダーに書いている〆切の文字に気付く頃に、あせりに似た気持ちが湧き上がって構想を練り始める。

依頼された原稿の枚数にもよるが、専門冊子の小論文なら400字詰め原稿用紙10枚から15枚、多くて20枚程度だから、そういう種類のものだと僕の場合、あせり始める時期がだいたい〆切まで1月を切り20日前くらいになった頃である。

1日、2日、構想を練って(しかしこの時期までに依頼を受けてから無意識のうちに何を書こうかと1日のうち数分は考える時間もあることは事実であるが、まとまったものではない。)完全にまとまらなくても、とりあえず原稿を書く作業に入る。

このとき書き始める最初の文章がスムースに浮かぶと、順調に筆は進むが、書き出しがなかなか決まらずに時間がかかる場合があり、そのようなときはいくら時間をかけて数枚原稿を書いても結局、すべて書き直すことが多い。

書きながら思い浮かぶことが多いので、最初の構想と違ってくることもある。5日ほどで一度全体をまとめ上げるが、その後の推敲作業で内容をかなり変えることもある。それやこれやでおおよそ執筆開始から2週間ほどで原稿が仕上がる。

幸い今まで〆切に間にあわなかったのは、父が亡くなった時だと記憶しているが、一度1週間ほど先延ばししてもらったとき以外はない。それなりに約束を守る努力はしているのである。

依頼を受ける出版社のなかでも、日総研出版という会社の冊子には、かつて1年間連載コーナーを持っていたこともあり、現在でも時折テーマをいただいて執筆させてもらうことがある。

昨年末にも依頼を受けて、今月21日の〆切を控えて最後の追い込みで原稿書きを行っている。幸い週末は連休なので、そこで仕上げができると考えている。

そのことに関するちょっとした宣伝もかねる意味もあるが、原稿を書きながら気がついた点について今日は少し書いてみたい。

依頼されているテーマは「施設ケアプランに沿った記録を書くポイント」であり、本年5月刊行の「施設ケアプランと記録の教室」という冊子に掲載される予定である。

執筆内容についてここで書くわけにはいかないが、日頃から当施設で記録担当者に指導している内容を中心に「ケアプランに沿った記録を書くことがなぜ難しいのか」という原因を明らかにした上で、それではその難しさを克服する為には、どういう観点から、どういう内容を、具体的にどのように書いたら良いのかという形で筆を進めている。

ただ記録というもの自体は、その表現方法にはそれぞれ感性の違いが現われても、支援記録の書き方という意味に限定すると、多種多様な方法論があるわけではなく、基本的方法はある程度定まったものであり、教科書的な要点整理を行うなら、誰が書いてもその内容は似通ったものになる可能性が高い。

現場職員にその基本を繰り返し伝えて訓練して、適切な記録を書けるようにすることは大事なので、要点については過去の執筆者等との重複を恐れず、自分なりの論旨で書くことにした。そしてできるだけ具体的に、書くべき内容や要点を明らかにしようと考えている。

ところで今回、途中まで原稿を書きながら気付いたことがある。

いくら記録についての教科書や書き方の指導書・参考文献があったとしても、自分が書いた記録がそれらの教科書等に示された方法と内容になっているかという評価を、記録を書いた本人が行うことには限界があるし、記録を書く力をつけるためには、教科書を読むだけではなく、実際に「書く」という訓練を積み重ねて、それに対してスーパービジョンを受ける過程が不可欠であるということである。

だから適切な記録を実現する為には、この記録をきちんと管理してスーパーバイザーとして助言指導できる人材が不可欠であるということである。そういう人材育成も必要なのである。

しかしこれを実地指導に必要な記録整備の為と考えるなら、これほど無駄なものはない。記録の必要性は実は介護サービスの質とも大きく係っているという理解が必要で、今回の小論文ではこのことにも触れているので、是非、ご覧いただきたい。

うまい具合に宣伝できたような気がする(笑)・・・・・。

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