表の掲示板では様々な質問が書きこまれる。
しかしいくら読んでもまったく意味がわからない書き込みもある。書き込んでいる本人はわかっているんだろうが、読み手に伝わらない。それも文章力というレベルの問題であることが多いが、その他にも意味のない略字、勝手な思い込みによる間違った固有名詞の使い方などで混乱することがままある。
まったく意味がわからない場合は回答のしようがないから、そのように書き込んでわかるように書き込み内容を訂正、加筆してもらえばよいのだが、逆に少しだけ内容がわかって「このことを聞いているんだな」という想像ができる程度の文章で、その想像に基づいて回答した場合、後でその想像が全然当たっていないときに、困った問題が生じる。これが一番始末が悪いのである。
先日も、小規模のショートステイという質問があった。
当然、その意味は小規模な短期入所事業のことであろうと考え、その方向から回答を行った。
ところが同じ投稿者から先日、続けて3つのスレッドの連続投稿があった。それを読んで初めて理解できたことがある。それは投稿者が言うところの「小規模のショートステイ」という意味は、事業所単位が小規模の短期入所事業のことではなく、小規模多機能型居宅介護の泊まりサービスを連続して行っているという意味だったのである。
そもそも小規模多機能居宅サービスの、そのようなサービス利用はショートステイとはいわない。日中はパッケージサービスの中の「通いサービス」を行い、夜間のみ宿泊費用だけ自己負担の「泊まりサービス」を連続的に行っているという意味である。
よってこのような利用に対し、ショートステイの連続利用ルールや、施設入所する際の、併設施設入所の当該日の給付費算定ルールは適用されない。
しかし「事業所単位が小規模の短期入所事業」であればそのルールは厳然と適用されるのであり、その前提で回答している限り、質問者が求めている正確な回答などどこまでいってもたどり着くわけがないのである。
略語にしてもしかり。悪戯に言葉を縮めてローマ字表記しても、様々な場面で色々な表記が使われるので、伝えたい言葉が相手に伝わらない場合がある。WC書いてあるからトイレのことかな、と思うと車椅子(wheelchair)の意味で使っていたりする。車椅子と表記するのとWCと表記する手間にさほど違いがあるのかも疑問である。
さらにひどいのになると例えばDMという略語が書かれているとする。一般的にDMという略字表記で何を思い浮かべるだろう。ダイレクトメールとか色々あろうと思うが、医療業界ではまず「高血糖症」を思い浮かべると思う。
ところが内容を読むとどうやらそうではなさそうで、認知症のことを言っているように思えDMって何のことですか?と質問すると意外な答えが返ってきた。
Dementia(デメンティア)の略だというのである。Dementiaは確かにかつて「痴呆」と略されていたし認知症もこのように英訳できないことはないが、これをDMと略することができるかというと大いに疑問である。
それ以前にDMを認知症と認識できる人はまずいないであろう。しかしこの略語を使っている人は日頃から認知症をDMと表記することが当然であると考えて、自分自身ではそのように表記して何の支障もないから、他の人も理解できるのは当然と思っているんだろう。
KYが「空気読めない」という略であるという今風の若者言葉と同じくらい始末が悪い。
しかし我々も自分の仕事を振り返ったときに同じようなことを行っていないか心配になる。よく考えると心当たりも少なからずあるのだ。
我々は福祉や介護の専門家であり、その制度やサービスについては熟知している場合が多い。しかしその制度やサービスを使う人々は地域の一般市民であり、我々と同じレベルで制度のことを知らないのが当たり前である。
そのことはわかっているが、ついつい業務で慣れ親しんだ専門用語を使ってしまったり、我々のレベルで当然わかっているルールを相手も当然わかっているだろうと思い込んで話をしていることがある。
そのことが「言葉足らず」に結びついて、利用者との適切なコミュニケーションを阻む原因となる。日頃からこうしたことがないように自分を戒めながら支援に携わらねばならないと改めて考えるのである。
注意しなければ・・・。
介護・福祉情報掲示板(表板)
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しかしいくら読んでもまったく意味がわからない書き込みもある。書き込んでいる本人はわかっているんだろうが、読み手に伝わらない。それも文章力というレベルの問題であることが多いが、その他にも意味のない略字、勝手な思い込みによる間違った固有名詞の使い方などで混乱することがままある。
まったく意味がわからない場合は回答のしようがないから、そのように書き込んでわかるように書き込み内容を訂正、加筆してもらえばよいのだが、逆に少しだけ内容がわかって「このことを聞いているんだな」という想像ができる程度の文章で、その想像に基づいて回答した場合、後でその想像が全然当たっていないときに、困った問題が生じる。これが一番始末が悪いのである。
先日も、小規模のショートステイという質問があった。
当然、その意味は小規模な短期入所事業のことであろうと考え、その方向から回答を行った。
ところが同じ投稿者から先日、続けて3つのスレッドの連続投稿があった。それを読んで初めて理解できたことがある。それは投稿者が言うところの「小規模のショートステイ」という意味は、事業所単位が小規模の短期入所事業のことではなく、小規模多機能型居宅介護の泊まりサービスを連続して行っているという意味だったのである。
そもそも小規模多機能居宅サービスの、そのようなサービス利用はショートステイとはいわない。日中はパッケージサービスの中の「通いサービス」を行い、夜間のみ宿泊費用だけ自己負担の「泊まりサービス」を連続的に行っているという意味である。
よってこのような利用に対し、ショートステイの連続利用ルールや、施設入所する際の、併設施設入所の当該日の給付費算定ルールは適用されない。
しかし「事業所単位が小規模の短期入所事業」であればそのルールは厳然と適用されるのであり、その前提で回答している限り、質問者が求めている正確な回答などどこまでいってもたどり着くわけがないのである。
略語にしてもしかり。悪戯に言葉を縮めてローマ字表記しても、様々な場面で色々な表記が使われるので、伝えたい言葉が相手に伝わらない場合がある。WC書いてあるからトイレのことかな、と思うと車椅子(wheelchair)の意味で使っていたりする。車椅子と表記するのとWCと表記する手間にさほど違いがあるのかも疑問である。
さらにひどいのになると例えばDMという略語が書かれているとする。一般的にDMという略字表記で何を思い浮かべるだろう。ダイレクトメールとか色々あろうと思うが、医療業界ではまず「高血糖症」を思い浮かべると思う。
ところが内容を読むとどうやらそうではなさそうで、認知症のことを言っているように思えDMって何のことですか?と質問すると意外な答えが返ってきた。
Dementia(デメンティア)の略だというのである。Dementiaは確かにかつて「痴呆」と略されていたし認知症もこのように英訳できないことはないが、これをDMと略することができるかというと大いに疑問である。
それ以前にDMを認知症と認識できる人はまずいないであろう。しかしこの略語を使っている人は日頃から認知症をDMと表記することが当然であると考えて、自分自身ではそのように表記して何の支障もないから、他の人も理解できるのは当然と思っているんだろう。
KYが「空気読めない」という略であるという今風の若者言葉と同じくらい始末が悪い。
しかし我々も自分の仕事を振り返ったときに同じようなことを行っていないか心配になる。よく考えると心当たりも少なからずあるのだ。
我々は福祉や介護の専門家であり、その制度やサービスについては熟知している場合が多い。しかしその制度やサービスを使う人々は地域の一般市民であり、我々と同じレベルで制度のことを知らないのが当たり前である。
そのことはわかっているが、ついつい業務で慣れ親しんだ専門用語を使ってしまったり、我々のレベルで当然わかっているルールを相手も当然わかっているだろうと思い込んで話をしていることがある。
そのことが「言葉足らず」に結びついて、利用者との適切なコミュニケーションを阻む原因となる。日頃からこうしたことがないように自分を戒めながら支援に携わらねばならないと改めて考えるのである。
注意しなければ・・・。
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ボク『今度メイダイ受けるんだ』
叔母『なら家に泊まっていくとイイねぇ』
ボク『??』
これは東海地方のメイダイ→名古屋大学(名大)
関東 明治大学(明大)がわかりませんでした
また市役所のスキーツアー中 教育委員会社会体育の仕事の時
『ケンタイ』って略語で僕たちは
『県民体育大会』
看護師さんは
『検体』
医師は
『献体』
と自分たちの考えします
略語って便利なようで気をつけないとダメですねぇ
改めて思い出しました