
(画像はクライマックスシリーズ、対ロッテ第5戦勝利の瞬間;ライトスタンドの一部・黒い塊がロッテ応援団、それ以外はすべてファイターズファンであふれている:クリックすると拡大表示されます。)
ほんの数年前までプロ野球の日本シリーズと北海道は、まったく縁がないもので、この北の大地で、この時期に野球が行われること自体が考えられないことであった。
札幌ドームができたことで、シーズンを通して野球観戦できるようになったが、まさか北海道にプロ野球球団ができるとは思ってもみなかった。そこにファイターズがやってきた。
当初はジャイアンツファンばかりの土地にパリーグの人気のない球団が来て、盛り上がるわけがないという声が多かったが、それからの道民のファイターズへの傾斜は、ここに実際にいるものでも驚くほどである。野球をあまり知らなくてもファイターズは大好きという道民も増えている。
いまでは巨人戦でもスタンドの9割がファイターズファンで埋まる。子供達のほとんどはジャイアンツグッズなどゴミ扱いで(?)ファイターズグッズを手に声を枯らして歓声を挙げファイターズを応援している。
フリーエージェントで選手が移籍するのは選手自身の問題であるが、その反感は選手を獲得した球団そのものに向けられており、いまや巨人は憎っくき敵という感情を持っている道民が多い。巨人ファンは年毎に倍々ゲームのように減り続け、逆にファイターズファンがそれ以上に増加している。5年後にはこの差はさらに拡大するだろう。
しかも去年、今年と、ファイターズが道民に夢を与えてくれるように日本シリーズに進出した。今年も野球シーズンの最後まで道民はファイターズのおかげで夢を見ることができる。
だから札幌ドームで行われる日本シリーズのチケットはものすごい争奪戦で、発売日には電話も、ネットも、なかなか繋がらない。昨日の一般販売は開始わずか2時間でチケット完売し、電話もネットも一度も繋がらないまま、チケットを手にできなかった人も多い。中には昼まで数千回電話をかけ続けても繋がらずにチケットを手にできなかった、という人もいる。まさにプラチナチケットであり、応援団でさえも手に入れるのが難しい状況である。
今年の札幌ドームでの日本シリーズは開幕戦と2戦目、6戦目、7戦目で、すべて土日開催のナイターである。
クライマックスシリーズを一人で観戦した僕は、家族の非難の矛先をかわすためにも、息子二人を日本シリーズには是非連れて行かねばならない。そこで先行予約(ファイターズが日本シリーズ進出を決める前の発売券)から懸命にチケットを手に入れようとあらゆる伝(つて)と方法を使った。
幸いなことに10/27(土)の開幕戦と12/28(日)の2戦目、第6戦の11/3分の内野席をそれぞれ3席分ゲットした。(7戦目まではもつれ込まないだろうと見て最終戦は申しこまなかった。)
とここまでは良いのであるが、問題は財布の中身である。
6000円のチケットを9枚購入し、締めて54.000円の出費である。これだけではない。観戦当日の交通費、ドーム内での弁当代等々を考えると、結局、10万を超える出費を日本シリーズ観戦だけで余儀なくされる。しかしこれをカミサンにお願いしても家計から回してくれるはずもないので、結局僕のなけなしのヘソクリから出費することになるのである。
ということで、今時期の僕の財布は随分軽くなっている。しかも深刻なのは、それが回復する見込みが確実にあるわけでないということなのである。哀しいなあ。
世のお父さん連中は、そういう苦労をしながら、いい年をこいてドームで声をからして応援しているわけである。
ちなみにクライマックスシリーズ第3戦でレフトスタンドのファイターズ応援団のど真ん中にいた僕は、稲葉ジャンプをしているところをテレビでばっちり放映され、家族からは「いい年をして格好悪い」とののしられ、職場では「昨日見に行ってましたよね。」と含み笑いとともに指摘され、結構赤面状態なのである。
先々週と先週は土日が研修会等で休みがなかった。今週の土日は3週間ぶりの休みなので母の見舞いに実家の岩見沢に行く予定であるが、夜は日本シリーズの応援に札幌ドームに行かねばならない。これは道民の義務だから仕方ないのである。だから今週も土日はブログの更新はお休みさせていただく。
とにもかくにもファイターズのおかげで夢を見る代わりに、いま僕は見事に「ファイターズプア」と化しているのである。
独身のコバくん、昼飯おごって!!
ファイターズの優勝と、皆さんのお恵みをシンジテマ〜ス!!しかし・・・情けない・・。
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CS、最も感動したことは、ロッテファンの姿勢でした。優勝セレモニーにも誰一人退席せず、ファイターズにエールを贈る姿には、多くのファイターズファンが感銘し、某、SNSでのコミュでは未だに、お互いを讃える書き込みが続いています。
正直いって、既に仕事が手に付かなくなってきました。
僕らは待つよ、輝く瞬間