いまから20数年前の昭和63年という年は当施設の開園5周年の年であった。
そのとき、かなり盛大に5周年のイベントを行い、記念事業を数々行った。施設開設5年程度でなぜあんなに大掛かりな事業を行ったのか、今考えると不思議であるが、度派手な記念事業だった。
現在もある屋外ステージも、5周年の記念行事を屋外で行うために建てられたものである。ログハウスのステージで、舞台の後ろには3畳ほどの楽屋も作られている。当時の建設費で550万、屋外用のオーディオ機器を加えると600万以上の費用をかけているはずだ。
ここで行ったお祭りは、現在でも敬老の日の「緑風園祭り」として引き継がれているが、現在とは費用のかけ方が違う。当時は、市内の主なボランティアを全て招待し、そのために大型バスを5台貸しきり市内循環して、500人以上の(家族以外の)来園者を集め、イベントも、平尾 昌晃音楽学院から、歌手志望のプロの卵達を集めて歌謡ショーを行った。
今では笑い話だが、温泉にある「登別クマ牧場」から、小熊を連れてきて、このステージでショーを行ったニュースが全国ニュースで流れ、猛獣を連れ出していることで何かの法律に触れることが問題となったということもある。以後、クマ牧場の小熊の外部派遣が中止されてしまった。
ところで、その際に、5周年記念誌はもちろん作ったが、それに加えて広報ビデオを製作した。
確か当時、登別市が広報ビデオを作って、評判になっていた頃で、それに影響されてのことであると記憶している。
今と違って、パソコンが普及していないアナログの時代であるから、VHSビデオであるが、製作は、テレビ番組などを手がけているプロダクションに発注して作っている。正味19分であるが、これは通常、コマーシャルが入る30分番組の実映像時間とほぼ同じであるそうだ。
内容的には古臭いし、中の説明も「クサイ」部分があるのだが(編集に僕はあまり関わっていなかった)、それなりに今でも見られることは見られる。映像に残っている思い出とは、当事者にしてみれば結構恥ずかしいが、たまに見ると懐かしくもあるものだ。
5周年イベントの様子が中心になって、施設の生活を紹介しているものだが、当時27歳の僕もしっかりインタビュワーとして登場している。今で言うリポーターの役回りだろう。
施設も50床の頃で、中の設備もしつらえも、サービス内容も職員構成もまったく現在とは別の施設といってよいほど違うのであるが、今の緑風園の歴史を知る上では貴重なビデオである。
しかし時の流れは残酷で、テープもかなり劣化してきている。このまま放っておけば、いずれ見られない状態になるだろう。
当時このビデオ製作にも、100万ほどの費用がかけられているはずである。もったいないと思った。
そこでDVDなどにダビングでもして保存しておこうかと思っていた。しかし、ここでさらに考えついたことは、せっかくだから、動画にしてホームページで皆さんにも見ていただいたらどうだろうということである。
そんなの見る価値ないと思っている方も多いだろうが、こうした施設の広報ビデオを公式ホームページから動画で見られる、というサイトはほとんどないように思う。結構斬新なアイディアではないか?(施設の広報ビデオ自体あまりないと思うが・・。)ただし前述したように、ビデオの内容自体は20年以上前で古臭いが、それはそれで面白いだろうと思った。
退職した職員も、ホームページから当時の動画を見て懐かしむことができるし、当時の映像に写っている方々のご家族にとっても懐かしいのではないだろうか。登場されている方々全てには、当時、撮影に際しては、あらゆる方法で広報として上映することを条件に承諾を得ているので特に問題はないと思う。
緑風園の開設5年目に作った広報ビデオが、ホームページから動画配信される、というこの考え、どうだろうか?
ご意見がある方は是非、コメントを書いていただきたい。
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そのとき、かなり盛大に5周年のイベントを行い、記念事業を数々行った。施設開設5年程度でなぜあんなに大掛かりな事業を行ったのか、今考えると不思議であるが、度派手な記念事業だった。
現在もある屋外ステージも、5周年の記念行事を屋外で行うために建てられたものである。ログハウスのステージで、舞台の後ろには3畳ほどの楽屋も作られている。当時の建設費で550万、屋外用のオーディオ機器を加えると600万以上の費用をかけているはずだ。
ここで行ったお祭りは、現在でも敬老の日の「緑風園祭り」として引き継がれているが、現在とは費用のかけ方が違う。当時は、市内の主なボランティアを全て招待し、そのために大型バスを5台貸しきり市内循環して、500人以上の(家族以外の)来園者を集め、イベントも、平尾 昌晃音楽学院から、歌手志望のプロの卵達を集めて歌謡ショーを行った。
今では笑い話だが、温泉にある「登別クマ牧場」から、小熊を連れてきて、このステージでショーを行ったニュースが全国ニュースで流れ、猛獣を連れ出していることで何かの法律に触れることが問題となったということもある。以後、クマ牧場の小熊の外部派遣が中止されてしまった。
ところで、その際に、5周年記念誌はもちろん作ったが、それに加えて広報ビデオを製作した。
確か当時、登別市が広報ビデオを作って、評判になっていた頃で、それに影響されてのことであると記憶している。
今と違って、パソコンが普及していないアナログの時代であるから、VHSビデオであるが、製作は、テレビ番組などを手がけているプロダクションに発注して作っている。正味19分であるが、これは通常、コマーシャルが入る30分番組の実映像時間とほぼ同じであるそうだ。
内容的には古臭いし、中の説明も「クサイ」部分があるのだが(編集に僕はあまり関わっていなかった)、それなりに今でも見られることは見られる。映像に残っている思い出とは、当事者にしてみれば結構恥ずかしいが、たまに見ると懐かしくもあるものだ。
5周年イベントの様子が中心になって、施設の生活を紹介しているものだが、当時27歳の僕もしっかりインタビュワーとして登場している。今で言うリポーターの役回りだろう。
施設も50床の頃で、中の設備もしつらえも、サービス内容も職員構成もまったく現在とは別の施設といってよいほど違うのであるが、今の緑風園の歴史を知る上では貴重なビデオである。
しかし時の流れは残酷で、テープもかなり劣化してきている。このまま放っておけば、いずれ見られない状態になるだろう。
当時このビデオ製作にも、100万ほどの費用がかけられているはずである。もったいないと思った。
そこでDVDなどにダビングでもして保存しておこうかと思っていた。しかし、ここでさらに考えついたことは、せっかくだから、動画にしてホームページで皆さんにも見ていただいたらどうだろうということである。
そんなの見る価値ないと思っている方も多いだろうが、こうした施設の広報ビデオを公式ホームページから動画で見られる、というサイトはほとんどないように思う。結構斬新なアイディアではないか?(施設の広報ビデオ自体あまりないと思うが・・。)ただし前述したように、ビデオの内容自体は20年以上前で古臭いが、それはそれで面白いだろうと思った。
退職した職員も、ホームページから当時の動画を見て懐かしむことができるし、当時の映像に写っている方々のご家族にとっても懐かしいのではないだろうか。登場されている方々全てには、当時、撮影に際しては、あらゆる方法で広報として上映することを条件に承諾を得ているので特に問題はないと思う。
緑風園の開設5年目に作った広報ビデオが、ホームページから動画配信される、というこの考え、どうだろうか?
ご意見がある方は是非、コメントを書いていただきたい。
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ぜひ拝見してみたいものです。ブロードバンドになってからこうした映像配信があたりまえになってきていますから、現在の様子など織り交ぜた映像が見られるようになっていると更に良いのでは?と思います。
もちろん登場される方の同意も必要なのかな?とは思いますが・・・・