fdef7cb6.jpg久楽と書いて「くら」と読む。

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もともとは札幌本店が超有名店なので、ラーメン通ならその読み方などレクチャーする必要もないほどだろう。自信の表れか、今年、登別栄町の国道36号線沿いのラーメンチェーン店「山岡屋」のすぐ隣に挑戦するようにオープンした。すぐ近くに(2回目で紹介した)大型郊外型ラーメン店「いさな」もある場所なので、36号線ラーメン街道が出現したかのごとき感がある。

久楽といえば、もちろん奥原流である。

ンっ?奥原流をご存じない?これも北海道のラーメン通なら知らない人はいないだろうが、奥原とは、このラーメンの創始者の名前である。しかし奥原氏自信は久楽本店にいるわけではなく、札幌手稲区の「こてんぱん」という店のオーナーであり、最近移転して店名も「北海道ラーメン奥原流本店 追風丸(はやてまる)」として手稲区新発寒に新店舗をオープンしている。

北海道ラーメンと銘打っているが、確か奥原氏自信は沖縄の出身であろう。だからここの味噌ラーメンも北海道の既存の味噌のイメージとはやや異なった「新しい味噌ラーメン」だと思う。

その特長は、奥原氏が開発した豚骨ベースのスープに北海道の麺を組み合わせた、いわゆるコラボである。

この店の一押しは2種類ある味噌ラーメンの中でも「白味噌ラーメン」である。(もう1種類は赤味噌ラーメン)

一口スープをすするとわかるが、白ゴマペーストの味わいが広がる白味噌ラーメンというより白胡麻味噌ラーメンである。しかし、もともとの味噌スープの「甘味」がちょうどこの胡麻風味とマッチしていて、見事なコラボレーションとなっている。

今までの北海道の濃厚な味噌味ラーメンとは一線を画した味だろう。見事である。

白味噌ラーメン700円、赤味噌ラーメン750円。札幌価格か、この地域ではやや高めの値段設定。

画像は100円奮発した白味噌玉子ラーメン。800円。しかしこれは失敗だった。煮玉子はイマイチ。黄身が冷たくスープも冷める。よほどの玉子好きでない限り、このトッピングは必要ないだろう。

具は特に変り種はなく普通で、特筆すべきものはないが、やはりこの店の売りは、このスープの特長ある「うまさ」であろう。麺は自家製の中太ちぢれ麺。

甘味のある味噌味に、白胡麻の香りと味わいの印象的な白味噌ラーメンは、まだ食したことがない方は、一度は食してみる価値はあるだろう。

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