407df7f1.jpg僕の好みでいえば、これがカレーラーメンNo1である。

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ふじ亭は2回目に紹介した味噌ラーメンが美味しい「さっぽろっこ」とは道路を1本挟んだ隣に近い位置関係にあり、いつもどちらの店に入るか迷うのであるが、カレーラーメンが食べたいときは迷わずこの店である。東室蘭駅東口を降りて、まっすぐ国道側に進めば右側にすぐ見えるのでわかりやすいだろう。

ここのカレーラーメンは初回に紹介した大王など、その他のカレーラーメン有名店とは一線を画した独自のカレーラーメンといえる。

画像を見てもわかるが、まず色が他店とは明らかにスープの色が異なる。黄色い色が強いカレースープである。昔懐かしい日本風カレーを思わせる。トロミも適度にあり麺とマッチしている。

スープを口に含むと一口目はまず「甘み」を感じる。だから甘口なのかと思ったとたん、舌の奥から、じわじわ爽やかな辛さが口の中に広がってくるという不思議な味である。

この奥深い味は、この店のスープの特徴である。たくさんの果物と野菜そして数種類の香辛料をふんだんに使った結果であると共に、他の店では入れない白菜を仕上げに入れていることによる味のハーモニーだろうと思う。この白菜もシャキシャキ感が残っていて食感が良い。店側の紹介文では「スープは豚骨をベースに(はくとう)する手前で火を弱め数種類の和風だしをブレンドしている合わせスープ」とされている。

とてもうまいスープと思う。これぞ僕の中でのNO1スープである。(ただしカレーラーメンとしての評価であり、味噌ラーメンその他にこのスープがあっているかは別問題である。カレーラーメン以外はお勧めしない)

チャーシューは三枚肉のとろけるチャーシューで、これもうまいのだが、画像からは大きな三枚肉が2枚ものってボリュームがあるように見えるが、哀しいかな、薄い!!のである。しかも我々が標準と考えている薄さよりも、更に薄いのである。ここはこのラーメンの最大の不満である。これだけトロトロ感がある仕上げになっているのに、なぜもっと厚切りにしないのだろう。残念でならない。大きなマイナス要素である。

しかしカレーラーメンとしては、この弱点を差し引いても「うまい」のである。麺は望月製麺所が特注で作っている太くコシの強い縮れ麺。スープとのマッチングも最高である。

値段は680円。この店はさらに小丼などセットメニューも豊富で、150円プラスすれば若い人でも腹いっぱいになるセットメニューを組み合わせることができる。これも魅力だろう。

ところでロイター通信(7/16日)によると、米研究者がカレーに含まる成分が、脳の働きを阻害しアルツハイマー病を特徴付けるタンパク質を吸収する免疫細胞を、活性化する可能性があると発表したそうである。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校のミラン・フィアラ博士の研究チームが全米科学アカデミー会報で発表したもので、それによるとインドカレーに独特の色を出す黄色い香辛料のターメリックに含まれている化合物が、アルツハイマー病の症状に対抗する特異な反応を誘発するとみられているというのである。

さらにターメリックに含まれる抗酸化物質のクルクミンは腫瘍(しゅよう)の形成を妨げることが、実験室レベルとネズミを使った実験で示されているそうである。

そうなるとカレーラーメンをドンドン食べると認知症や癌の予防効果が上がるかもしれない。とくにふじ亭のカレーラーメンはこの黄色い色からしてターメリックも豊富だろうから効果抜群だろう。

カレーラーメン万歳!!

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