3日間の研修を終え昨晩帰宅した。今朝、久しぶりに職場に出てきて、やらなければならないことも溜まっているが、なかなか頭の切替ができずに普段のペースに戻れない。
今回の研修は合計25時間の内容で、最終日は拘束10時間。さすがに参加者の多くの方は、午後には精も根も尽き果てたという顔つきの方が多かった。僕も体力的にはきつかった。
普段仕事中は施設の中で、もっと動いているし、10時間くらい働いても、こんなに疲れないのに座っている時間が多い研修で、なぜこんなに疲れるのだろう。しかも研修プログラムはまだ前期研修が終わったに過ぎない。もう少し頑張らねば!!
僕らのように地方からの参加組は、ホテルに宿泊しているので、あまり広くもないビジネスホテルでは自宅のようにゆっくりくつろげて疲れが取れるというわけにもいかない。
ところでホテルの部屋で過ごすとき、体を休めようとすると無意識に靴を脱いでスリッパに履き替えることが多い。寝る以外の時間、ずっと靴を履いたまま過ごしている人はあまりいないだろう。靴を履いて過ごすということは結構疲れるのである。
普段の業務中、我々は施設の中で、当たり前に上履きを履いて業務に従事している。家に帰ると玄関で靴を脱いで、自宅ではそのまま過ごしている。これは特養が「生活の場」であるといっても、従業者にとっては職場であり、その中で過ごす際には靴を履いている状態が違和感も何も感ずる余地がないし、くつろぐことを欲していないという部分があるのだろう。
しかし利用者の立場はそうではない。利用者にとって、特養等の施設は、まさに暮らしの場であり、そこでくつろげなければ他にくつろぐ場所はないはずである。
そのために我々は、暮らしの支援の視点でサービス提供をしなければならないわけであるが、ライフスタイルとして利用者の生活を考えたとき、それらの方々が、靴を脱いでゆっくり過ごす時間とは、寝る時間以外にはほとんどない、というのが現状である。
1日の大半を靴を履いて過ごしている。これはよく考えると日本人の生活習慣としては異様である。
これがグループホーム等になると、玄関で靴を脱ぐホームが多い。より家庭に近い生活スタイルという面では、この部分でも特養はグループホームより遅れている。
特養の中で靴を脱いで過ごすには、現状の床材などハード面での改修が必要だろうし、職員のケアサービスの方法も含めて様々な意識改革も必要だろう。
靴をはかなきゃあトイレからの感染が心配されるなんて言う馬鹿げた意見も出そうである。
だが特養であっても靴を脱いで過ごせる場所にしたってよいはずだし、むしろその方が利用者の方々の暮らしやすさに繋がるのではないかと思う。靴を脱げる生活がもっと考えられなければならないし、もしかしたら靴をはかないことで防げる転倒もあるかもしれないなんて考え方もある。
上履きを履かずに過ごせる場所としての設計の視点も今後は必要だろう。
新型特養とか、新しい施設は既にそういう発想が当たり前になっているんだろうか。このことは今まであまり気に留めて考えていなかったので、その実情はわからないが、畳を敷いたしつらえでなくとも、靴を履いて過ごすことが当たり前である暮らしは変えたほうがよいだろうと思う。
だって我々は日本人なのだから。
介護・福祉情報掲示板(表板)
今回の研修は合計25時間の内容で、最終日は拘束10時間。さすがに参加者の多くの方は、午後には精も根も尽き果てたという顔つきの方が多かった。僕も体力的にはきつかった。
普段仕事中は施設の中で、もっと動いているし、10時間くらい働いても、こんなに疲れないのに座っている時間が多い研修で、なぜこんなに疲れるのだろう。しかも研修プログラムはまだ前期研修が終わったに過ぎない。もう少し頑張らねば!!
僕らのように地方からの参加組は、ホテルに宿泊しているので、あまり広くもないビジネスホテルでは自宅のようにゆっくりくつろげて疲れが取れるというわけにもいかない。
ところでホテルの部屋で過ごすとき、体を休めようとすると無意識に靴を脱いでスリッパに履き替えることが多い。寝る以外の時間、ずっと靴を履いたまま過ごしている人はあまりいないだろう。靴を履いて過ごすということは結構疲れるのである。
普段の業務中、我々は施設の中で、当たり前に上履きを履いて業務に従事している。家に帰ると玄関で靴を脱いで、自宅ではそのまま過ごしている。これは特養が「生活の場」であるといっても、従業者にとっては職場であり、その中で過ごす際には靴を履いている状態が違和感も何も感ずる余地がないし、くつろぐことを欲していないという部分があるのだろう。
しかし利用者の立場はそうではない。利用者にとって、特養等の施設は、まさに暮らしの場であり、そこでくつろげなければ他にくつろぐ場所はないはずである。
そのために我々は、暮らしの支援の視点でサービス提供をしなければならないわけであるが、ライフスタイルとして利用者の生活を考えたとき、それらの方々が、靴を脱いでゆっくり過ごす時間とは、寝る時間以外にはほとんどない、というのが現状である。
1日の大半を靴を履いて過ごしている。これはよく考えると日本人の生活習慣としては異様である。
これがグループホーム等になると、玄関で靴を脱ぐホームが多い。より家庭に近い生活スタイルという面では、この部分でも特養はグループホームより遅れている。
特養の中で靴を脱いで過ごすには、現状の床材などハード面での改修が必要だろうし、職員のケアサービスの方法も含めて様々な意識改革も必要だろう。
靴をはかなきゃあトイレからの感染が心配されるなんて言う馬鹿げた意見も出そうである。
だが特養であっても靴を脱いで過ごせる場所にしたってよいはずだし、むしろその方が利用者の方々の暮らしやすさに繋がるのではないかと思う。靴を脱げる生活がもっと考えられなければならないし、もしかしたら靴をはかないことで防げる転倒もあるかもしれないなんて考え方もある。
上履きを履かずに過ごせる場所としての設計の視点も今後は必要だろう。
新型特養とか、新しい施設は既にそういう発想が当たり前になっているんだろうか。このことは今まであまり気に留めて考えていなかったので、その実情はわからないが、畳を敷いたしつらえでなくとも、靴を履いて過ごすことが当たり前である暮らしは変えたほうがよいだろうと思う。
だって我々は日本人なのだから。
介護・福祉情報掲示板(表板)
また、ユニットケアであっても単にユニットになっているだけで、家庭的な雰囲気とは程遠い施設も多くあると思います。そうなると、靴を脱いでくつろげる雰囲気にはなり辛いでしょうね。