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胆振中部地域(苫小牧、白老、登別、室蘭)は、その数少ない地域で、この珍しいラーメンが食べられる店が多い。
味噌カレーラーメン発祥の店は、苫小牧の「満龍」である。
ここが純粋カレーラーメンではない、別系統の味噌カレーと醤油カレーラーメンを出したのは、何年前からかは知らないが、ここから苫小牧ラーメンの代表的な味として広まったのは間違いない。
その満龍は現在では、郊外型大型ラーメン店として苫小牧に羅亜麺館とラミタを店舗展開しているが、登別の36号線沿いに数年前にオープンさせたのが「いさな」である。
いさなとは鯨の意味で、この店の窓から見える景色はオーシャンビューで、鷲別漁港近くの太平洋を雄大に眺めることができ、時としてホエールウオッチができるということを意味してるんだろう。
郊外型大型ラーメン店であるためメニューがユニークなものを含めて豊富なのが特徴でもあるが、やはり味噌カレー発祥の店のチェーン店であるから、これが売りである。
室蘭カレーラーメンとは一線を画する味で、カレーラーメンのようなトロミはない。色もご覧のようにカレーラーメンのように濃くはない。さらりとしたラーメン本来のスープにカレーの風味が加わっている。しかし単純に味噌ラーメンにカレー粉を加えて風味をつけてもこの味にはならないだろう。
初めてこのラーメンを口にしたとき、衝撃を受けるような「うまさ」はあまり感じないかもしれない。しかしスープを飲みすすめるにつれ、なんともいえないうまみが感じられる。癖になる味なのだ。毎日食べたくなるような強烈な美味しさではなくても、しばらく食べていないと我慢できなくなる、また食べてみたいとジワジワ感じさせる味である。
胆振中部では味噌カレーを出す店は多く、当然、その味も微妙に違うのだが、やはり満龍のチェーン店の味がお勧めだろう。(その中でも、羅亜麺館が一押しか。)
具は、たまねぎ、もやしを炒め、メンマを添えたシンプルなものである。チャシューはもも肉を使ったしっかりした歯ごたえのある仕上げである。面は中太ちぢれ麺、ちぢれ具合は軽い。値段は650円である。
竹山食品(満龍チェーンの会社)からは、家庭で調理できる2食パックの「お持ち帰り生ラーメン」が店売りされている(スーパー等でも買える)が、こちらは店舗調理されるものと差別化を図るためか、めんが細麺ストレートを使っており、微妙に異なるので注意が必要。
画像のように、ライスを注文すると、麺を食べ終えた後のスープにご飯を入れて食べる楽しみもある。これ味噌カレーやカレーラーメンを食べる際には一度試してみる価値はある。普通のラーメンライスより合うと思う。
ちなみに、いさなのメニューの中にはウスターソース味のスープの「ソースラーメン」やスープが白い「ミルクラーメン」がある。僕自身は食べる勇気がないので、いまだ謎の味である。
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これは何としても、遠いと言ってないで食しに旅立たないと有休はタップリ残っているし女友達とラーメンツアー計画しよう。