昨年から今年はじめにかけて1年間、日総研の隔月誌「介護リーダー2006」という冊子に連載していた。それが終了して半年も経っていないのであるが、そのときの担当編集者の方から連絡をいただいて、同社の別の隔月誌「通所けあ」(通所介護&リハ、という名称に変わるらしい)への執筆依頼があった。

数ケ月、原稿執筆は他の冊子や新聞等も含め休んでいたので充電期間もたっぷりあった。しばらくぶりに書いてみようかという気になってお引き受けした。

特集の内容は利用者の生活機能向上を図る個別機能訓練計画作成のポイントということで、通所介護の新しいルール(とはいっても昨年4月からのルールであるが)上での、個別機能訓練計画のあり方、その具体的内容、方法などを中心に書くことになる。

〆切は7月17日で、掲載誌「通所介護&リハ」発刊日は9月21日である。

依頼は1月くらい前にあったが、〆切もまだ先なので、まったく手もつけていないし、考えてもいない状態であったが、ふと気付くと締切日まで1月を切っている。そこで今日からぼちぼち構想を練ろうと思った。(といっても今から考えるということに過ぎないが。)

実際に当通所介護事業所では個別機能訓練加算を算定しているし、担当者が個別機能訓練計画を作っている。その考え方も当初から明らかにしているので、その内容について書けばよいと思う。

特に先日「個別機能訓練に対するおかしな理解」の中で、特養とショートの個別機能訓練の考え方をめぐって、医療的方法論に限定して考えることは間違っているという意味のことを書いたが、通所介護においても、そのことと同様の問題があろうと思え、個別機能訓練加算の算定ルールを基準省令や解釈通知、Q&Aで確認しながら、その算定条件を明確にして、算定対象となる行為を考え、実際の計画は、どのような課題に対し、目標や具体的方法をどう定めるのかを明らかにする必要があるだろうと考えている。

来月7/14には小中学生時代の同窓会を札幌定山渓温泉で行うので、幹事の僕としては、そのときに原稿ができていなくて気にしながら飲むのも嫌だ。思い立ったが吉日だから、なるべく早く原稿を仕上げてしまいたいと考えている。

通所介護の個別機能訓練の内容について興味がある方は是非、9月発行の同誌をご覧になっていただきたい。

多分、僕の執筆した原稿の内容とは正反対の考え方をお持ちの関係者の論文も載せられているだろうし、おそらくそういう人の方が多いのかもしれない。

人の機能は医学的リハビリだけでは維持向上しない、ということと、では他に何が必要で、その内容を通所介護の個別機能訓練計画として、どのように具体化して、何を行うのかを、読む人に伝わる形で書きたいと思っている。

特に通所介護というサービスが持っている固有の機能が果たしてきた役割を、個別機能訓練の計画の中にも生かす考えが必要だと思う。

生活支援は人と環境とが交互に影響を与え合うという視点が重要なのである。

介護保険制度改正における各種サービスの方法論を見ると、社会福祉援助技術が「生活モデル」から「医療モデル」に回帰してしまったのではないかという状況が見られるが、この問題に関しては、そうあってはいけないという視点も書いておかねばならないだろうと思う。

ということで今週、土・日は原稿執筆にかかって仕上げてしまいたい。頑張ろう。

ただ土曜特集の「masaのラーメン道」だけは時間を作って書くつもりなので、明日もこのブログを見にいらしてください。

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