193120be.jpg北海道を代表するラーメンはやはり味噌ラーメンである。

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味噌ラーメンの味は、他の都府県の追随を許さないほどレベルの高い店の数が多いと思う。やはり今回は、この地域の味噌ラーメンを取り上げねばなるまい。

しかし味噌ラーメンと一口に言っても、その味も様々だし、最近では単なる味噌だけでなく、辛みそ、赤味噌、白味噌などと、味噌をさらに細分化したメニューが増えている。好みも様々だ。
(味噌カレーラーメンは味噌ラーメンとは別系統:むしろ前回取り上げたカレーラーメン系と考えているので、この範疇に僕は入れていない。味噌カレーラーメンは次週にでも紹介しよう)

味噌ラーメンがうまい有名店では、全国的に有名な札幌の純蓮(すみれ)があるが、ここの味噌ラーメンだとて100人食べて全員が「うまい」ということにはならない。(ちなみに純蓮について僕はスープと麺には不満はないが、チャーシューを細かく切っているのは不満である)。店の数だけ好みの数もあるという風に考えて良いくらいだと思う。だから地域で味噌ラーメンの1番うまい店は、という答えを簡単に出すことも実は難しい。仮に一つの答えを出したとて、異論も多いことだろう。

その中で、あえて僕がこの地域の「味噌ラーメンNo1」としたいのは、東室蘭駅のすぐ目の前にある「さっぽろっこ西口店」だ。おそらくアンケートをとれば必ず5指の中には入るくらい人気の店ではあると思う。

さっぽろっこ、という店名ではあるが室蘭が発祥である。市内には駅を挟んで反対側に東口店もあるのだが、微妙に味が異なる。やはり元祖の西口店がうまいと思う。

この店の味噌ラーメンは2種類あり、普通の味噌ラーメンもうまいのであるが、4年ほど前に登場した「北の国味噌ラーメン」は味噌の風味が普通の味噌より濃厚でコクがある。特に寒い冬にはこちらが温まるだろう。味はやや濃い目である。ちじれ太麺とスープがよく絡むこと、絡むこと。

時として味噌の風味と香りはするが、味噌の味があまり感じられないラーメンに出会うことがあるが、この北の国味噌は、しっかり味噌の味が引き出されている。「味噌だぞ」という自己主張をしているがごときスープである。

普通の味噌ラーメンの方も、どちらかといえばコクあり、濃い目の味で、あっさり系味噌味ではないのだが、北の国味噌と比べると、さらりとした感じである。しかしこちらのファンも多い。カップルで行かれる方はそれぞれ違う味噌味を注文して味比べをするのも1興だろう。僕はしないが・・。

具はシンプルに、もやしが中心の野菜と、メンマ。チャーシューはバラ肉だが、さほどとろとろ感はなく、しっかりとした歯ごたえが残る程度に仕上げている。個人的好みとしては、もう少し大きいほうがバランスとしては良いと思え、やや不満か。(要するにチャーシューはでかいほうが嬉しいということに過ぎないか。)

普通の味噌ラーメンは580円、北の国味噌ラーメンが630円である。

平日の昼時も混んでいる店だが、土日の昼時は、店内が満員で座れないことも多い。そのときでも店の外に行列しなくて済むことが多い。店主に「席ない?」と聞けば、嫌でない人は、隣の「大将」という、うずらたたき鍋で有名な日本料理店に案内してくれる。(さっぽろっこは一応たいしょうチェーンとなっている。)

大将は夜がメインの店だから昼は席が空いていることが多い。この店で待てば、隣からラーメンを出前してくれる。出前といっても壁一つはさんでいるだけの位置関係だから、店内で食べているのと変わりはない。ただ他のお客さんは、天丼とか、刺身定食とか、季節によってはうな重とか、ラーメン屋にはないメニューを食べているので、移り気な人は注意が必要かもしれない。あれもこれも食べたくなるので・・。

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