昨年の介護保険制度改正で新たに生まれたルールの一つに、介護支援専門員の資格の更新制度というものがある。

介護支援専門員は一定期間ごとに必要な研修を受けるなどの条件をクリアした上で、資格証の更新を行わなければ介護支援専門員の業務に従事できなくなる。

最初の更新時期は来年4月1日で、平成10年と11年に実務研修を受講した介護支援専門員は本年度中に専門研修�機Ν兇泙燭蝋洪係�修を受講しなければ来年資格証の更新が出来なくなってしまう。（昨年受講した人は問題ない）

制度創設最初の試験で合格した僕もこの対象である。

ところが5/24付けの北海道医療新聞社発行の「介護新聞」によれば、僕と同じように今年度中に受講が必要な人の中で、専門研修�気鯡判�されると勘違いして受講していない人が、道が把握しているだけで50人程度いると報道されている。

平成10年と11年に実務研修を受けている人は、是非、自分の資格更新に必要な研修受講について今一度確認してもらいたい。

さて僕の資格更新に必要な研修受講の申し込みに対する受講決定通知が昨日届いた。僕の場合は「平成19年度更新研修」を受講する。免除科目は後期日程の1日目のみである。

会場はすべて札幌で、前期日程は7月2日〜4日までの3日間で共通科目の受講、7月18日は1日の日程で選択科目、後期日程は10月14日と15日の2日間である（1日免除があるため）。

前期の共通科目の内容は「介護保険制度論」「ケアマネジメントと、それを担う介護支援専門員の倫理」「高齢者の疾病と対処および主治医との連携」「社会資源活用」「人格の尊重及び権利擁護」「ケアマネジメントのプロセスと基本的考え方」「対人個人援助技術（講義及び演習）」

選択科目は、サービスの活用と連携に関して「グループホームと特定施設」「通所介護と通所リハビリテーション」「短期入所と介護保険施設」

後期の研修は「居宅介護支援事例研究（講義・演習）」「演習・サービス担当者会議」となっている。

初心に帰って真摯に講義や演習を受講しなければならないとは思うが、正直言って、内容としては今更である。どれも自分で講義や演習の組み立てが出来る内容である。忙しい業務を休んで合計5日間も義務講習に時間を割かれるのも自分にとっては大きな損失と感じる。

とはいっても受講しないと、資格更新が出来ないのであるから、おとなしく講義を拝聴してためになったという顔をして、演習も真剣に行っているふりをしなければならない。

まあ誰が講義するのか、どのような内容で語るのか、別な角度から楽しみにしておこう。特にこの受講費用はテキスト代金の3.800円を含めて25.600円の受講費用がかかっているのだ。宿泊費や交通費を合わせると、この更新研修の為だけに5万円を超える出費である。

その費用と時間を割いて受講していることに見合った講義内容でないと困るぞ。

行政職員が当たり前のような状況報告をして済まされものではないし、有名な大学教授だとて現場の状況にマッチしない机上の論理をあげつらっても簡単にうなづく連中ではないことの理解が必要だ。講義内容のそのレベルもそれなりに求められることを講師諸君は自覚してもらいたい。

今回の更新研修受講者は、この業務のベテランといっても良い経験者ばかりだろうし、かなり深い部分で制度の考察ができる能力のある受講者が多いはずだ。講師も半端な者では務まらないだろう。新任研修や現任研修とはわけが違うのだ。

下手な講義をすると、そのおかしな内容はこのブログに書かれることにもなるので覚悟していただきたい（笑）。

前期と後期の共通科目の受講の際は、札幌市内に宿泊しなければならないが、既にホテルは予約済みである。ホテルの選択の絶対条件は、部屋にネットランが繋がっていることで、いくら豪華ホテルで割安料金であっても、ネットを繋げられないホテルに泊まることはない。

更新研修の際も、ブログはいつもより過激に書くつもりだし、ネット掲示板にも随時情報を提供するつもりである。ROMしてくださっている方々は期待していただきたい。

僕が受講する講義や演習に関わる講師の方々にはそうした覚悟も必要である。（まあそれらの人たちは見てないから知らないでしょうけど。）

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