昨日書いた北海道ケアマネジャー連絡協議会の北海道介護支援専門員協会への発展改組と、それに伴う剰余金の移管の問題について、地域ケアマネ会の代表である僕の立場としては、各会員から徴収した会費から地域会として北海道ケアマネジャー連絡協議会の会費を支払っているのだから、その会費が主であるはずの剰余金が、我々と直接関係のない団体に移行されようとしている経緯について、説明義務があると考え、疑問点は会に直接聞くべきであると考え質問状を送ることにした。

内容は以下の通りである。

質問状「道連協平成18年度末剰余金(資産)の道協会への寄付について」

3月26日付「北海道ケアマネジャー連絡協議会の今後のあり方に関する意見書」において各支部に、このことに関する意見集約が求められています。当会はFAXで既に回答済みではあありますが、今回の取り扱いについて次の点が疑問であるのでご回答願います。

1.今年度末の剰余金の取り扱いについて、年度末ぎりぎりの現段階で始めて各支部の意見集約を求めるのは時期として遅すぎないのか。

2.各支部の意見を集約するといっても、すでに前年12月に道連協と道協会の合同会議審議において剰余金の寄付という方針が合意されており、移管スケジュールにも既定方針として剰余金の移管が明記されているのは地区会員の意向を反映していない執行部の一方的な取り扱いではないか。

3.平成18年度の年会費については3月になって請求がされています。この時点で剰余金が生ずることはわかっているのでしょうから、今年度会費を年度終了間際に集める時点で、他団体への寄付移管という方針が決定済みとなっているのではないか。剰余金発生が確実になった時点で、今年度会費の徴収も含めて、剰余金の取り扱いについて会員への説明や審議が必要ではなかったのか。

4.剰余金の主な資金源は各会員の会費収入であると考えられるが、そもそも剰余金の取り扱いを道連協が会員の審議なしに他団体に寄付することが可能なのか。

5. 現在、道連協の支部組織である各地区の介護支援専門員の団体は、必ずしも道協会に加入するとは限っておらず、地区組織にとって事実上関係のない組織に対し、会費収入が主である剰余金を寄付移管する、ということの理由付けが不明確。会員への説明責任が果たされていないのではないか。

以上、ご多忙中、まことに申し訳ありませんが会員への説明のため回答いただきたくお願い申し上げます。
敬具。


(以上)

特に今年度の会費の請求が3月に入ってから行なわれている。その際には剰余金が発生するのはわかっていたことであろう。なくなる団体に剰余金が生じているのに、なくなる直前の年度末に会費を徴収するのは、剰余金を増やすだけの意味しかなく、他団体への資金移管が既成事実化され、各地域会員の意見集約がセレモニーではないかと疑っている。

この疑問に答えてもらわないと、地域で会員に対し説明ができないと考えている。

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