別の話題を書くつもりであったが、今日は福祉や介護の話題ではない内容を書くことをお許しいただきたい。

昨日は午後から札幌に所用があって出かけていたが、ご存知の通り、札幌ドームのプレーオフで北海道中が盛り上がっていた。実は僕もチケットを手に入れたので、会議が終了後、ドームに直行した。

思えば3年前に、日ハムが札幌ドームをフランチャイズにするといっても多くの道民が「日ハムかあ」という感想だったと思う。

しかし今年の活躍を別にしても、ファイターズは着実に道民に浸透していった。

巨人ファンが多いといっても、それは地元の球団がなくて巨人戦しかテレビに映らないし、新聞のニュースも巨人戦が中心だったからで、地元球団が出来てみると道民に予想外の感情が生まれてきた。

おそらく、この3年間の「意識の変化」は、北海道に住んでいるものにしか理解できない感情と思う。

まさに日ハムが北海道移転時に掲げた「地域密着型の球団」の具現化である。(グループホームや小規模多機能居宅介護より地域密着の理念は野球が先なのだ!!)

さらに高校野球の駒大苫小牧の活躍と相まって、道民は野球の面白さ、勝つことの面白さにあらためて気づいたという面もあるだろう。

一時的人気ではないかと危惧する方もいるだろうが、しかし僕等は現に見ている。

何をかというと、小中学生だ。今、ジャイアンツの帽子やTシャツを身に着けている小学生は皆無だ。ほとんどがファイターズグッズを身に着けている。10年後、北海道の巨人ファンは激減するだろう。

いや今年だって交流戦の日ハムVS巨人戦の札幌ドームの応援は7割が日ハムであった。巨人ファンの年齢層が中年男性が多いのに比較して、日ハムは老若男女、入り乱れてバラエティーにとんでいる。ファン層が広いのだ。

昨日のチケットもプラチナチケットで、ネットでは8万円で売られている。巨人主催ゲームが満員にならないのとはえらい違いだ。

札幌ドームの盛り上がりもすごかった。ファンが一体となる応援スタイルも確立している。4万3千人(そのうちSBの応援団が200人ほどか)の心が繋がる応援スタイルである。

巨人の私設応援団のように鳴り物が先行して、強制的に応援させられるような雰囲気はまったくない。

まさにひとりひとりのファンは1/43.000ではなく、僕や君がいて43.000になれる、という感じである。

僕も年甲斐もなく、赤白のプラカードを揺らし、ウエーブを4回もやってしまった。25年ぶりの優勝とは言っても、北海道日本ハムファイターズは初優勝だし、北海道のプロ野球球団が史上初めてリーグ優勝した歴史的瞬間に立ち会うことが出来て幸せだった。

それにしても敗れたとはいえ、立派なのはソフトバンクの斉藤和己投手だ。

プレーオフ2試合、18イニングでわずか2失点しかしていないのに、2敗の孤高のエース。

敗れた瞬間、立ち上がれず、ズレータとカブレラの両外国人に抱えられ退場していく姿はテレビで多くの方が見ていたと思うが、そのすぐ後に、記者の取材にきちんと答え「全力を出し切ってこういう結果になった、今年は日本ハムのほうが力が上だった」と相手にエールを送る姿はまさにスポーツマンの鏡である。

それと僕は丁度、レフトの守備位置のすぐ後ろにいたのだが、試合が決まった瞬間、グランドからソフトバンクの選手が引上げ、マウンド付近でハムの選手が歓喜の輪を作る中、長くレフトの守備位置に座り込んでうなだれている松中選手の背中が目に焼きついて離れない。

勝者の背後には、必ず敗者がいる。しかし彼らも立派な勇者だった。

勝利者だけでなく、ゲームに敗れたチームの勇者たちにも感動させられた。

いいものをみたと思った。

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