介護サービス情報の公表制度の意味のなさについては7月に「介護サービス情報の公表と第3者評価はケアサービスの質を担保しない」というブログを書いているところである。

ところで、これは義務だから、意味がないとか反対だからといって拒否することが出来るものではない。北海道の場合、9月末がこの制度に関わる調査報告書の提出期限で、今月から外部調査が行われている。

僕の施設の3事業所(特養、デイ、居宅)も11月に調査が行われることになった。

別に調査だからといって、何も飾る必要もないし、ましてや「恐れる」必要はない。

むしろ調査員が「評価せず調査する」という基本姿勢が出来ているか、制度に対する理解は出来ているか、その知識は正しいか、冷ややかに「評価してやろう」と考えている。

そもそも調査に入る人間が、調査を受ける人間より、知識に欠けているのは「お笑い」の対象にしかならない。

僕の施設や事業所に調査に入る調査員は、かなり覚悟をもって来ていただかねばならないだろう。

ところで、報告書の調査内容を見てみると、あらためて前回のブログで指摘したようなお粗末な内容の調査であることが実感される。

この調査内容を決めた人々は何を考えてこんなものを調査項目に入れたんだろうというものがある。

その際たるものが次の調査内容だ。

特養の大項目「介護サービスの内容に関する事項」→中項目「利用者本位の介護サービスの質の確保の為に講じている措置」→小項目「介護福祉施設サービスの質の確保のための取り組みの状況」の中の、(確認事項)Π疥爐蓮∨萋、起床時及び就寝時に着替える支援を行っているか。→(確認のための材料)介護サービス実施記録に、毎日、起床時及び就寝時に着替えの支援を行っている記録がある。

これである。

馬鹿ではないか。毎日、当たり前の着替えの支援を業務日誌に全員分その記録を書かないと質の悪い施設とでも言うのか。こんな「当たり前で当然」の介護を毎日、全員分日誌に記録させようとする人間は自分がどんな劣悪なサービス環境の職場にいたんだろうと疑いたくなる。

おそらく、そこでは着替えが「当たり前」の行為ではなく、記録しないと実施が確認できないような施設だったのだろう。

これは毎回、食事しているか確認する為、全員の食事摂取の記録を義務付けるのと変わらないはそうである。

食事など、当たり前の支援は、「出来ていない」場合のみ、その理由と状況を書けば済むものである。まったくナンセンスな調査項目である。こんなことまで全員各業務日誌はA4サイズで1日何枚必要なのか?

ここは堂々と、そんな当たり前のことまで業務日誌に記録していないと報告している。

調査員にも知らん振りして突っ込みを入れようかな・・。

僕の施設では、実地指導のネット掲示板での実況中継が恒例となっているが、今度の外部調査も実況しようかな。

介護・福祉情報掲示板(表板)