高校・大学時代を通じて「万年筆」を使う機会が多かった。
大学の卒業論文も当然ながら愛用の万年筆で書いた記憶がある。進学祝にもっともふさわしい品物が万年筆だろうと思っていた。
タイプライターというものがあるが、あれは極めて不便なもので、的確に早く打つには、それなりの技術が必要だった。そのため日常文書の主役は、やはり手書きであったと思う。
しかしワープロには技術はほとんどいらない。コンピューターを使えなくともキーボードの使い方がわかればワープロは使える。
そうしたワープロの普及で万年筆を使う機会がめっきり減った。僕の愛用していた万年筆もいつの間にか無くしてしまった。
「母さん、僕のあの万年筆どこへ行ってしまったんでしょうね(人間の証明風に)」(古いか!!)
周りを見ても万年筆を使って字を書くという行為が減っているように思う。
万年筆だけでなく、ボールペンや他の筆記用具を使う機会も減っているだろう。いまや字を書く主役はワープロである。字を書く機会自体が大幅に減っているのである。
新聞記者も原稿用紙に手書きではなく、キーボードで記事を書く時代で「ペンは剣よりも強し」という言葉も意味がわからなくなる日が来るかもしれない。
4月から連載している北海道医療新聞社の「介護新聞」の原稿は毎回400字詰め原稿用紙5枚、つまり2.000字のコラムである。これも毎回、ワープロで書いており、ペンを使ったことは一度もない。
書くことより、打つことに慣れてしまって、キーボードを打ちながらのほうが文章が浮かんでくる。
連載開始当初は、終了の時期が決まっていたわけではなく、とりあえず12回程度、約3月の予定で開始した。しかし、既に連載開始から半年が経過しようとしており、連載回数も20回を超えている。
休刊する週はあっても、基本的には毎週発行の新聞への連載だから、原稿の〆切が毎週あるということだ。
これは精神的に結構プレッシャーになるので、僕はできるだけ早めに数週間先の分まで原稿を送って、〆切に追われないように努めていた。
幸い掲載内容は、このブログに書いた話題を広げて書くことがほとんどで、編集者の方にテーマを挙げていただいたので、それほど書くこと自体が苦になったことはない。
しかし連載も半年を超えて、一区切りつけて後4回(計25回分)10月の第三週で終了することとなった。そして最終回分までの原稿はすでに送っている。あとはゲラの確認をして最終校正すれば、この連載に係る私の作業は全て終了する。
この間、様々な方々から感想や意見をいただき励ましていただいた。
ある専門学校の講師の方からは、僕の連載記事をそのまま授業に使っているというありがたいお話も頂いた。知らない人からファンですといわれて照れくさかったり、恥ずかしかったろした思い出もある。
連載の終了に当たっては、感慨深いものがある。こういうときに「ワープロを置く」では趣がない。今、静かに「筆を置く」という心境だ。
あと4週分、お付き合いいただきますが、半年間、本当にありがとうございました。
介護・福祉情報掲示板(表板)
大学の卒業論文も当然ながら愛用の万年筆で書いた記憶がある。進学祝にもっともふさわしい品物が万年筆だろうと思っていた。
タイプライターというものがあるが、あれは極めて不便なもので、的確に早く打つには、それなりの技術が必要だった。そのため日常文書の主役は、やはり手書きであったと思う。
しかしワープロには技術はほとんどいらない。コンピューターを使えなくともキーボードの使い方がわかればワープロは使える。
そうしたワープロの普及で万年筆を使う機会がめっきり減った。僕の愛用していた万年筆もいつの間にか無くしてしまった。
「母さん、僕のあの万年筆どこへ行ってしまったんでしょうね(人間の証明風に)」(古いか!!)
周りを見ても万年筆を使って字を書くという行為が減っているように思う。
万年筆だけでなく、ボールペンや他の筆記用具を使う機会も減っているだろう。いまや字を書く主役はワープロである。字を書く機会自体が大幅に減っているのである。
新聞記者も原稿用紙に手書きではなく、キーボードで記事を書く時代で「ペンは剣よりも強し」という言葉も意味がわからなくなる日が来るかもしれない。
4月から連載している北海道医療新聞社の「介護新聞」の原稿は毎回400字詰め原稿用紙5枚、つまり2.000字のコラムである。これも毎回、ワープロで書いており、ペンを使ったことは一度もない。
書くことより、打つことに慣れてしまって、キーボードを打ちながらのほうが文章が浮かんでくる。
連載開始当初は、終了の時期が決まっていたわけではなく、とりあえず12回程度、約3月の予定で開始した。しかし、既に連載開始から半年が経過しようとしており、連載回数も20回を超えている。
休刊する週はあっても、基本的には毎週発行の新聞への連載だから、原稿の〆切が毎週あるということだ。
これは精神的に結構プレッシャーになるので、僕はできるだけ早めに数週間先の分まで原稿を送って、〆切に追われないように努めていた。
幸い掲載内容は、このブログに書いた話題を広げて書くことがほとんどで、編集者の方にテーマを挙げていただいたので、それほど書くこと自体が苦になったことはない。
しかし連載も半年を超えて、一区切りつけて後4回(計25回分)10月の第三週で終了することとなった。そして最終回分までの原稿はすでに送っている。あとはゲラの確認をして最終校正すれば、この連載に係る私の作業は全て終了する。
この間、様々な方々から感想や意見をいただき励ましていただいた。
ある専門学校の講師の方からは、僕の連載記事をそのまま授業に使っているというありがたいお話も頂いた。知らない人からファンですといわれて照れくさかったり、恥ずかしかったろした思い出もある。
連載の終了に当たっては、感慨深いものがある。こういうときに「ワープロを置く」では趣がない。今、静かに「筆を置く」という心境だ。
あと4週分、お付き合いいただきますが、半年間、本当にありがとうございました。
介護・福祉情報掲示板(表板)