業務に従事している日の昼休みはほとんどブログを書いている。

PCに向かっても頭の中に何も浮かばず白紙状態で書けないと思う日もある。しかしブログは極めて私的な要素の強い場所なので、取り止めのないことを書いておれば、何とか話題が浮かんでくるものだ。

そんなブログを見てくださっている方がいると思うと、ただただ感謝である。

介護新聞(北海道医療新聞社)の連載もこのブログが本ネタになっている。編集者の方が、過去のブログの中から取り上げるテーマなどを示唆してくれるので、毎週の連載といっても、これでネタがなく苦しんだということはない。

しかし別の機関誌に1年(隔月6回分)お約束した連載は時として苦しむ。1年のうちに6回記事を書けば良いと安受けあいしたが、〆切ぎりぎりまで手を着けない悪い癖もあり、何もテーマが浮かばず数日悩むことがある。

しかも今月は別の冊子への執筆も、よんどころない事情で受けてしまって、10日と24日に〆切があった。4日頃まで、何もアイディアが浮かばなかったが、週末にPCに向かうと、思った以上に作業が進んで、2誌の分を一気に書き上げた。

白いチャンバスにひとつの色を落とすまで時間がかかっても一度、色がつけられると一挙にキャンバスがとりどりの色で埋まっていく過程は自分でも楽しい。

しかしこういう時の文章こそ注意が必要で、筆がすべる、ということが良くある。失敗作が多いのだ。だから数日間は推敲が必要で、24日〆切分は、書き上げてから、まだ一度も見ておらず、心が静まってから推敲に入ることになる。

さてそれらの冊子や介護新聞の連載は、このブログより圧倒的に数多い方の目に触れているのだろうと思う。一度書いた文章なり、論文は、送ってしまえば、それはもう僕の手を離れたものだ。読者の方々がどう感じているのか興味はあるが、不安も大きい。

そんな時、メールで感想、特に賛同や励ましの連絡を頂くと大変な励みになる。それらのメールにはほとんど「突然のメールで失礼と思いますが」という一文がついているが。迷惑どころか、こうした方々の暖かいエールが僕の活力になっている。

今日も道内の方から新聞連載記事に関して「とても素敵な文章でした」というメールを頂いた。ありがたいことだ。

一方、少し困ってしまうのは、個人的な質問をメールで送ってくる場合である。

ネット掲示板ではできるだけレスポンスを付けるようにしているが、それは、その回答なり意見は質問者だけでなく多くのROMしてくれている人が見ることになり、知識や情報を皆で共有できる貴重な場所だからである。

メールの個別の質問にもすべて答えていると、きりがなくなってしまう。

中には個人的な人生相談もあるが、誠に申し訳ないが、体もひとつしかなく、すべてにこたえられないので返信しないことも多い。すいません。

それからまったく知らない方から電話で問い合わせが来る場合もある。これも困る。

知り合いなら忙しいときは後からかけることができるし、遠慮が要らないから「今ちょっと待ってね」といえるのだが、知らない方に対してはなかなかそうもいかない。

昨日も心不全で意識を失っていた方の対応を行っている際に、「看取り介護の請求の仕方」についての電話がきた。それも請求月は死亡月に一括行うのか、という内容で掲示板に書かれても僕以外の方でも回答がありそうな質問だ。

医師や看護師のように、対象者に直接、対応しているわけではなかったが救急隊が到着するまでの対応をしている最中の電話相談は少し困った。

急がない質問は是非、掲示板のほうでお願いしたい。急いでいたとしても僕の管理掲示板で24時間以内にレスポンスがつかないことはまずないのだから。

介護・福祉情報掲示板(表板)