このブログをご覧の方は既にご承知だろうが、表の掲示板を昨日変えた。

その大きな理由は、不正な書き込み、いたずらの書き込み、アダルトサイトへの誘導などの書き込みが増えて、それまでの掲示板の機能では対応が難しくなったからである。

それらの書き込みに、ほとんど一般のROMされる方々は気がついていないと思う。それだけ書き込みに即応して削除していたということだ。未明の1時から5時頃までは対応できなかったが、それ以外の時間はすべて網を張って削除していた。結構大変なんだな、これが。

さてそういう不正の書き込みが多いということは、アクセス数自体が多いということだ。

しかしあの掲示板が当初から皆に知られていたわけではない。

ホームページを立ち上げたのが2001年の6月で、その際に無料レンタル掲示板をサイト内に設置した。これが初代掲示板である。

この掲示板は1月ほどでなくなってしまった。じつはバナー広告が入るタイプで、15日間連続して新規書き込みがなければ自動的に削除される掲示板であった。つまり誰からも書き込みがない日が15日続いてなくなってしまったのだ。今では考えられないことだ。

しかし当時はサイト自体の来訪者が1日50名に満たないのだから(つまり職員以外見ていないということであったろう)書き込みがないのも当然だ。

そのあとバナー広告のない無料レンタル掲示板に変えた。この掲示板はサーバー自体が不良で、何度も障害がでたが、1年以上続けた。この掲示板の設置からアクセス数が増えだした。

まず心がけたのは、質問の書き込みがあったら、確実で正確なレスポンスをなるべく早く書き込むことに努めた。それから保険制度に関する情報提供を積極的に行うようにした。

そのため僕は掲示板の管理を通じて介護保険制度全般の勉強をしているような状態であった。門外漢である医療系サービスや訪問系サービスにも随分詳しくなった。

それでも当初はさほどアクセスもなく、書き込みもない日が続いたが、いつのころからか施設関係者の方々で常連のように掲示板を訪れる方が増えていった。

そして飛躍的にアクセス数が増えるきっかけになったのが介護保険制度の最初のルール改正だ。

皆さんは、そのことを覚えておいでだろうか?15年の報酬改訂ではない。その前のルール改訂だ。

じつはこれは14年1月1日から、それまで支給限度額の外枠にあったショートステイが支給限度額の中に含まれ、連続利用は原則30日とされるなどの、支給限度額の一本化に伴うルール改正である。

この際、ショートのリセットルールなど、運用上の解釈で一番早く、正確な情報を発信し続けたのがこの掲示板であった。

そのため施設関係者や居宅のケアマネージャーだけでなく、コンピューターソフトの開発に携わっている方、保険者の担当者などからも注目される掲示板になっていったという経緯がある。

今、保険制度の関係者の方が毎日訪れるサイトとして有名な「介護保険情報BANK」のJTさんも、そのころ僕の掲示板を訪れていただいた一人で、情報BANKを立ち上げる動機の一部に、この掲示板があったと聞いたことがある。

その後、紆余曲折しながら掲示板は昨日新規に立ち上げたもので6代目なのである。あのアクセス数は5代目のころからしか引き継いでいないので実際の延べアクセス数はもっと多い。

その後15年のルール改正、その後の、過去ログのページの新設、過去ログの自動検索機能の設置、などでさらにアクセスは増え、今回の制度改正でも、来訪者が増えている。ありがたいことだ。

まだまだ人間的修行が足りず、当たり前の質問や繰り返される同じ内容の質問に、ついついつっけんどんになってレスポンスをつけることもある。反省しながら今後の管理に努めたい。

それにしても人に歴史あり、というが、今振り返ると「掲示板にも歴史あり」である。

介護・福祉情報掲示板(表板)