今日は休みをとっている。とはいっても休養ではなく、よんどころない別な役目上の会議が入ってしまい、有休休暇を使って参加しなければならない。いま少し時間があるので、ぼんやりと思いつくままのことを書いている。

「大根役者」という言葉はご存知であろう。
この意味と所以(ゆえん)には2通りの解釈がある。

まず1つ目は、大根というものは、煮ても食える、焼いても食える、それだけでなく生でも食える。

つまりオールラウンドに料理に使えて、食材としても使い勝手が広く、人気がある。たとえ生で食べても「中らない(あたらない)」のである。

つまり「大根役者」とは決して下手くそではないし、一応何でも役をこなせるし、そこそこ人気はあるけれど、何を演じてもその役者が出る芝居は「当たらない」というときに、あいつは「大根役者だな」という意味で使われたのである。

これも1説であり、役者の日高 悟郎は、吉永 小百合を現代の「大根役者」と評していた。

もう1説、
こちらの方が現実の意味としては広く使われているのだが、大根というのは色が白い。

しかもこの白い部分は「根」である。

根が白い→ 根が素人(ねがしろうと)という意味で使われるのだ。

一見、下手ではないし、人気もあり、観客受けもまずまずの役者だが、大事な役どころになると、肝心な基礎がなってないからうまくこなせない。ボロが出る。そこで、あいつは根が素人だから「大根役者」だ。ということになる。

そんなことを思い出していると、ふと考えた・・・。我々の介護の世界にも、優秀なケアマネがいる反面、根が素人と思いたくなる「大根ケアマネ」に時々出会うことがある。

スケジュール管理や給付管理にはうるさいけど、それによって利用者がどう感じて、利用者の生活にどのような効果をもたらすかということに関心の薄いケアマネに出会うことがある。

利用者の生活支援より、今月これだけサービスを利用してくれることで支給限度額に占める自事業所のサービス利用率が何%になるか、なんていう計算に長けたケアマネに出会うとガッカリする。

ケアマネジメントって一体何なんだろうと疑問になる。

君はケアマネジャーというより、優秀なケアプランナーだねえ、と言ってしまう事がある(案外嫌味に気付かず、誉められたと思って涼しい顔をしているケアマネが多いが・・。)

こういうケアマネに出会ったら、これからは密かに「大根ケアマネ」と呼ぶことにしよう。

ケアマネの受験資格について、いつか実務年数の短縮と職種範囲の見なおし、資格試験内容の見直しの提言をするつもりだが、とりあえず、資格試験、実務研修を通じてソーシャルケースワークの基礎知識の理解をもっと深めて、ケアマネジャーとしてソーシャルケースワークの1場面であるケアマネジメントを専門にする誇りや倫理観の醸成を促進しなければならない。

ケアマネジメントにかかわるものが「バイスティックの7原則」も理解していないなんて本来考えられないはずだ。

知らないことは罪である、という人がいたが、少なくともこのことぐらい知っていないケアマネは「恥じ」である。

この国がケアマネジャーを大量生産しようとする方法論に過誤があったんではないのか。

とりあえず数をそろえようという時期は過ぎたのである。

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