昨晩から発熱して体がだるかったが、しなければならない仕事もあり無理して職場に出た。
午前中はなんとかもったが、いよいよ調子が悪くて早退させてもらった。
薬を飲んで3時間ほど寝て、少し調子が良くなったので自宅で仕事をさばいている。
そんな状態だから、今日は掲示板の管理とレスポンスだけにして、ブログの投稿は休もうと思った。
しかし昨日の「走りながら考えた」のトラックバックをしてくれた方のトラックバック先の考え方を読んで、少しこれは違うな、と感じた。
「介護保険は自立支援の制度だからリハビリを全面にださねばならないのに、その進めかたがわかっていないからこの制度は失敗している」という論調だ。
それは全然違う。
むしろ自立支援の考え方が、加齢という身体状況変化や疾病の出現という状況変化の中で、その意味をどのように捉えて、生活力の低下を防ぐ介護サービスのあり方について考える、という視点に欠け、自立支援=機能回復訓練という誤った見方をするケアマネ始め、関係者が多いことが間違いの原因なのだ。
リハビリテーションの導入や進めかたがわからないから制度がうまくいっていないわけではないのであり、むしろ「自立支援」というキャッチフレーズ自体が正しかったのか、あるいは、そのキャッチフレーズが高齢者の生活課題を限定的にして、生活の質の向上という大事な要素を見失わせた可能性はないかという考察が必要なのである。
特にこのことは後期高齢者、重介護者の自立支援の視点から考えれば理解できると思うが、もし自立支援=機能回復訓練であるとすれば、回復可能性が低い、機能改善の可能性が薄いケースは制度の対象とならないということになりかねない。
決してそうではない。
ここは、自立支援の正しい視点について考えなければならない。
このことを(今日は体調面で限界なので)明日以降、夏に日総研の冊子に書いた「施設入居者の自立支援」に書いた考え方をまとめる形で、ここで示したいと思う。
明日まで少し待ってください。
介護・福祉情報掲示板(表板)
午前中はなんとかもったが、いよいよ調子が悪くて早退させてもらった。
薬を飲んで3時間ほど寝て、少し調子が良くなったので自宅で仕事をさばいている。
そんな状態だから、今日は掲示板の管理とレスポンスだけにして、ブログの投稿は休もうと思った。
しかし昨日の「走りながら考えた」のトラックバックをしてくれた方のトラックバック先の考え方を読んで、少しこれは違うな、と感じた。
「介護保険は自立支援の制度だからリハビリを全面にださねばならないのに、その進めかたがわかっていないからこの制度は失敗している」という論調だ。
それは全然違う。
むしろ自立支援の考え方が、加齢という身体状況変化や疾病の出現という状況変化の中で、その意味をどのように捉えて、生活力の低下を防ぐ介護サービスのあり方について考える、という視点に欠け、自立支援=機能回復訓練という誤った見方をするケアマネ始め、関係者が多いことが間違いの原因なのだ。
リハビリテーションの導入や進めかたがわからないから制度がうまくいっていないわけではないのであり、むしろ「自立支援」というキャッチフレーズ自体が正しかったのか、あるいは、そのキャッチフレーズが高齢者の生活課題を限定的にして、生活の質の向上という大事な要素を見失わせた可能性はないかという考察が必要なのである。
特にこのことは後期高齢者、重介護者の自立支援の視点から考えれば理解できると思うが、もし自立支援=機能回復訓練であるとすれば、回復可能性が低い、機能改善の可能性が薄いケースは制度の対象とならないということになりかねない。
決してそうではない。
ここは、自立支援の正しい視点について考えなければならない。
このことを(今日は体調面で限界なので)明日以降、夏に日総研の冊子に書いた「施設入居者の自立支援」に書いた考え方をまとめる形で、ここで示したいと思う。
明日まで少し待ってください。
介護・福祉情報掲示板(表板)
masaさん、良ければトラックバック先のRecent Entryにある「リハビリテーション」の記事も読んでみてください