a60ba77b.jpg雪が遅かったこの地域も昨日から本格的な冬に入る様相だ。

道路の樹木には雪が降り積もり、そのなかを車で走るとさながらホワイトイルミネーションのトンネルを走っている感覚におそわれる。人工より、自然のものがはるかに美しい。

僕の住む環境は、まだそんな自然の中にある。通勤途中に鹿にぶつかりそうになることも珍しくない。

そんな田舎にいながら、情報を得ることに苦労することがなくなったのはネットのすごさである。

僕のホームページ掲示板には、時として、どこより早くて正確な情報が流されることがある。さぞかし充実したネット環境なのだろうと想像している方もいるかもしれないが、実は職場のある地域は、光どころか、ADSLさえ来ていないブロードバンドとは無縁の世界だ。

ISDNであるからPDFファイルの文書は大嫌いである。

だから僕の作るサイト情報は、ほとんどテキスト化している。

携帯だって、1社の電波しか、まともに届かない。

こういう環境で緑風園のサイトは運営され、全国の皆さんに見ていただいている。掲示板にこんなに多くの方が集まってくれるようになったのは、いつごろであろうか。おそらく、ひとつのきっかけは「過去ログ」のページを充実させてきたことにあるんだろう。

しかし最も大きな要因は、書きこみをされている皆さんの、まじめで見識の高い議論の姿勢だと思う。僕自信もいつも勉強させられている。

環境は大事だが、やはり大切なのは人である。

福祉、介護の現場も同じである。いかにアメニティを整えようと、最後にはそこでサービス提供する「人」が重要なのである。

制度改革が給付費減にターゲットを絞っていく中、その大切な「人」を育て、有能な人材が貼りつく環境を、我々は失いつつある。本当にこの国の将来の為の改革になっているのか・・・。

我々が年老いたとき、その答えは我々自信に返って来る。

介護・福祉情報掲示板(表板)