のぼりべつケアマネ会は、ケアマネを目指す仲間が作った勉強会から発展的に結成された。

合格を目指した仲間たちの勉強会は、その後、試験に合格したものの、ケアマネの業務内容も闇の中だし、アセスメントツールを何にして良いかも解らないということで、とりあえずMDSの勉強会として12年2月に「のぼりべつケアマネ会」として組織化し、12年5月に組織としての会則等を整備した。

当初10数名の集まりであったが、現在会員数は94名である。

会の趣旨は、ケアマネとして事業所を超えてお互いを支えあい助け合う、横のつながりを重視する視点と、適切な情報提供、情報交換、勉強会が柱になっている。

数年前から道のケアマネ連絡協議会にも加盟しているが、正直言って、道の組織に加盟しているからといって、情報が早く伝わってくるわけでもない(むしろ私どもの組織に入る情報の方が早く正確な場合が多い)、会の運営をサポートしてくれるわけでもない。これといったメリットを感じていないのが実感である。
ましてや唐突に発足して会則も決まっておらず明確な目的も提示していない日本介護支援専門員協会など、いまのところ、箸にも棒にもかからない、というのが実感である。

我が会は、発足以来、勉強会は年10回のペースで行なわれている。発足2年目までは、執行部がテーマや方法を決めて勉強会を行なっていたが、その後、会員の自主性を尊重し、グループに分け、担当月を決めて各グループの決めたテーマで様々な形で研修に取り組んできた。

新事業所の紹介や、テーマを決めたパネルディスカッション、ロールプレーイング等のグループワーク、身近なテーマを中心に様々なスキルアップの取り組みを行なっている。

その活動のなかから、地域(登別市・室蘭市)統一の居宅介護支援事業所 → サービス提供事業所 連絡書式の作成、地元医師会との協議の場の構築、登別・室蘭・伊達・白老との3市1町合同研修の定例化などの成果も挙げてきている。

同時に全国的に著名な講師の講演なども企画して、新知識の習得にも努めている。

今日は午後6時から、室蘭蓬莱殿で、国立国際医療センターのリハビリテーション科医長である藤谷 順子先生をお招きして、「誤嚥性肺炎を防ぐ嚥下障害リハビリテーション」をテーマに講演会を主催する。

改正介護保険でも報酬上に経口摂取の取り組みが評価されているし、口腔摂取の取り組みは今後も重要なテーマになると思う。そういう意味ではタイムリーな企画ではないか。

今日はケアマネ会会員のみならず、近隣の諸機関から400名近くの関係者が集まる予定である。

お近くの皆さん、会場でお逢いしましょう。しかし、ただひとつの憂鬱の種は、主催者挨拶のことである・・・・・。こればかりは誰かと替わりたい。