初雪が降った。朝の施設周辺道路は、うっすらと雪が積もっている。また「雪かき」がルーチンワークの一部になる季節がやってくる。

冬の到来は、介護の現場だけでなく、高齢者の生活に様々な影響を与える。

雪かきができないため、冬だけ老健に入所するという方もいる。雪のために必要な買い物に支障をきたして訪問介護を利用する高齢者がいる。外出機会や手段を確保するために介護サービスが必要になる方もいる。火の管理だけが心配で独居が難しい高齢者がいる。雪が降らない日でも寒さは時として高齢者の命にも関わってくる。

生活というのは千差万別なのだ。

冬と夏でも違うし、今日と明日でも違うのが生活だ。

そして、その生活の状況をできるだけ良いものにするため我々介護支援専門員やソーシャルーワーカーは、福祉の専門家として関わっている。だが生活の専門家なんているわけがなく、いるとすればそれは、その生活の主体である、その方自身でしかないのだろう。このあたりの生活の機微がわからないと、人の幸福に関連した援助はできない。だからこの仕事は難しいし、面白いのである。

今日、流行りのブログを立ち上げてはみたが、ここがどのような場所になるのか、私自身にも予想はつかない。さしたる目的があるわけでもない。

ただ明日は専門研修があるし、明後日の夜には、医師会とケアマネ会の協議会がある。とりあえず日記風に報告を書く分には事欠かないだろう。